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19Fside ページ19

『私、太輔くんが好きなの』





そう言ったAは前に会った時の何倍も綺麗になってた




なんにも言えない俺に帰ろうって言って


そのままただ普通に送っただけ





俺には今リンカがいる




なのになんで、こんなにAのことばかり考えてるんだろう





太「ただいま」




リ「おかえり



なんでこんなに遅いの?

女の人と会ってたの?」





玄関に立つ彼女からは酒の匂い





リ「ねぇ!!!!!どうして!!!」




急に怒り出した彼女を抱きしめて
キスをする





太「玉森と飯行くって言ったろ?」






『元気だった?』




なんであの時俺はAを抱きしめられなかったんだろう




目の前のリンカを見つめながら思い出すのは
Aとのことばかりだ

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作者名:おとか | 作成日時:2017年1月28日 22時

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