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恋愛漫画でありそうなそのシチュエーション






でも、





「あーごめんねちょっと気分良くないから...」





男「じゃあ休めるとこ行こ?」





ガツガツ来すぎでしょ...





「とりあえず、カバンもらっていいかな?」







男「いいよこのまま出よう?」






しまいには私の腕をつかみ出して






「いや、ちょっ...」





半ば無理矢理引っ張ってくる







ここまで来たらまずい





トイレの前で必死になって腕を振り払おうとする







「ちょっと一回離して!」






ドンッ





イケメンくんの前に誰かが立ちふさがる






帽子で顔はわからない






男「いってぇなぁ!」






『Aこい!』



声だけでわかる








あんなに毎日聞きたかった声だから







「たっ...」






私が名前を言いそうになった瞬間




私の体をふわっと引き寄せて




イケメンくんからカバンを奪ってお店の近くにとまってる車まで連れてこられた







太「どんだけ心配させんだよ」






「太輔くん...」






ちょっと気まずそうな顔の彼は





夏に見た時よりも疲れてる気がした

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作者名:おとか | 作成日時:2017年1月28日 22時

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