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タルタリヤside
ふー。少し体動かしてきてスッキリした。
確かこの部屋…だったよな。
今頃何してるんだろ。まさか疲れて寝てたりして。
「今戻ってきたよー……って、本当に寝てる」
この感じだと、布団に飛び込んでそのまま寝落ちしちゃったのかな？
よほど眠かったのだろう。俺が帰ってきたことに気づく気配もない。完全に爆睡してる。
すうすうと気持ちよさそうに寝息を立てて寝ている姿を見て、多少なりとも悪戯心がくすぐられる。
頭をそっと撫でる。サラサラとした髪の感触が指に伝わる。
その感覚が気持ち良くて少し撫でていたら目を覚ましたらしく、慌てて飛び起きた。
「っ！？私寝ちゃってました！？」
「うん。爆睡だったよ」
まさか起きるなんて思っていなかったが、その慌てっぷりは見ていて面白い。
「でもあんなに俺に警戒してたのに、ここでは無防備に寝ちゃうんだもん。びっくりだよ」
「えっ！？ちょっと！何してるんですか！」
俺はAちゃんに覆い被さった。
さっきにも増して驚いているが、やはり寝起きで頭が回っていないのかあまり抵抗はしてこない。
でも一応両手を枕元に押さえつけた。
「え？…え、何…」
「こういう時こそ一番警戒しないといけないのに。ね？」
「っ！待って…！」
警戒するところが違うんだって。
だからこんなことになっちゃうのに。
でも今回はこれくらいにしとこうかな。あまりいじめすぎると俺の居場所無くなるし。
「なーんて。驚いた？こういう時こそ気をつけないと…」
「待って、耳元で話さないで…くださ」
「え？」
「だからその…」
え？何？耳弱いの？でも俺ただ耳の近くで喋っただけなんだけど…。
でもその瞬間今までにない感情の昂りがあった。
やっぱ無理。これでやめるとか出来ないかも。
「へぇ…面白いね。君」
「…！」
また耳元で話してみれば体をぴくりと震わせ、こちらを睨む。
なんとか逃れようとしているのはわかるが、両手を拘束されているのでそうはいかないらしい。
「耳、弱いんだ？」
「ちがっ…」
「ん、違うの？ちゃんと言ってくれなきゃわかんないな」
「も、やめ…！」
みるみるうちに顔が赤くなっていく。
瞳にはうっすら涙を浮かべ睨んでいるようだが、それは寧ろこちらを誘っているようにしか見えない。
こんな反応されたら面白くてつい意地悪したくなる。
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蒼(プロフ) - やっぱりタリヤちゃんのベルトはｴｯｯｯｯｯﾁベルトですよね〜！！表現が分かりやすかったので凄くドキドキしながら見させていただきました〜！！好きです🥹🫶 (10月5日 15時) (
レス) @page40 id: 2e07dff5be (このIDを非表示/違反報告)
ららな(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️とても面白くドキドキしながら拝見させてもらっています笑無理しない程度で頑張ってください！応援してます🔥 (2023年2月25日 15時) (レス) @page40 id: 58171cba1a (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» いえいえ！長らくこの作品を読んでくださってありがたい限りです！ (2022年12月27日 15時) (レス) id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - 何度もすみません… (2022年12月27日 12時) (レス) @page37 id: 01a1df8e04 (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» なるほど…思いついたら書きますが、申し訳ないですがもしかしたら書かずに完結してしまう可能性もあります…。 (2022年12月27日 0時) (レス) @page36 id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽すず | 作成日時：2022年7月21日 21時
