33. 大切な友人に ページ34
新開side
くすくす声の後にザパッっと聞こえ
Aは上がるのかと思っていたら
ドプン！と激しく何かが落ちた音がした
皆が壁を見てバスタオルを巻いて走り出していた
入れないから俺と尽八だけ入れば
Aが湯船で溺れていて真っ青になり引きあげた
バスタオルを尽八が持ってきていたから渡され巻いて背を撫で水を吐かせた
新「Aっ、、大丈夫、、良かったっ、、頭とか打ってないか？」
傷がないか見たら首を振り小さな声で
目眩がしたと
ゾッとした
もし、、音が聞こえてなきゃ溺死していた
毛布に包み部屋に運び髪を乾かした
「ありがとう、、湯船で溺れるとこだった、、」
ぎゅっと抱きつき怖かったのか震えていた
ドライヤーを止め抱きしめた
新「A……新しい家俺も住むから。働いたら養うから。」
「お金は大丈夫だよ。ベットでっかいの買おーね」ﾆｺ
新「A……本当に痛いとこないか？頭から落ちたろ？」
「大丈夫、水に体打ち付けたけどぶつけてないから。」
しばらくして皆が入ってきた
福「大丈夫か？、、心配した、、」
荒「怪我ないか？本当に聞こえて良かった、、」
泉「A！！大丈夫！？」
真「本当に、、これからは1人入浴禁止、、」
東「A……良かった、、」
「皆心配かけてすみません、、大丈夫、、本当にありがとう」
そして夜ご飯を食べ皆で話していたら通話がきた
着信巻きちゃん
「……大切な友人なので、、ちょっと、、話してきます。」
そう言えば皆が頷き外のベンチに座った
＿＿＿＿＿＿
「巻きちゃん、、お疲れ様です」ﾆｺ
《Aどうしたっショ、、なんか、、あったか？》
病院で言われた事や、状況、体調を話した
「だから巻きちゃん、、7月には殆ど視力がなくなるから、、時間作って会えないかな。見えるうちにもっかい、、会お。」
《ｯ、、ショ……ｸﾞｽ、、分かった、、Aｯ、、見えなくても思い出せるくらい見せてやるッショ、、それに。。見えなくても会える。会いに行くさ。話してくれてありがとうな、、金城と田所っちも聞いてたから。。》
金《A……今月末会おう。箱根学園に俺たちが行く。》
「ありがとうございます！なら、、私多分明日家買うので決まり次第住所送ります、箱学の近く予定で来週から盲学校にも通うので！」
田《A負けるなよ！ﾆｺ》
「はい！ﾆｺ ありがとうございます！」
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作者名：椎名りら | 作成日時：2024年2月14日 23時
