4. 本当の家族とは ページ4
マンションのロビーのソファーに
派手な女がいた
何処か不審にキョロキョロとしていた
女がコチラをみた
ドクン
ドクン
強烈な吐き気
此奴をみたらダメだ
目を合わすな
光ちゃんの手を握り京治と臣くんの服を引きエレベーターに走った
「ｯ……」
ガタガタと歯がなり
嫌な汗が流れ息が上手く出来なかった
通り過ぎ通路の先のエレベーターに着いたとき
「A！！！」
後ろから大嫌いな声がした
私の異様な怯え方に3人は気づいていた
光ちゃんに抱きしめられエレベーターに乗ろうとしたら
女が腕を掴もうと手を伸ばしてきた
その手を臣くんが掴み京治が警察を呼んだ
女「A！！お願い、育てて上げたんだから！この恩知らず！！金寄越しなさい！」
シーンとした
警察が来て訳を聞かれた
ストーカーとして連れていかれた
後に弁護士から未成年の時のことも説明してもらい
捕まったのは後日談だ
兎「A……大丈夫。。」ｷﾞｭ
自宅に帰れば異様な雰囲気に皆が心配していた
光ちゃんと自宅に行き寝室に籠った
京治と研磨が事務所でみんなに説明していた
＿＿＿＿＿
兎「A。大丈夫……Aの居場所はここだよ。」ﾁｭ
「……光ちゃんに、、見られたくなかった。。あんな母親。」
兎「大丈夫。Aを傷つける奴は俺は身内なんて思わない。それにAは木 兎になるんだ。だから俺の家族だよ。」
「ん……ぁりが、、と……ｸﾞｽｯ」
兎「A……ﾁｭ ﾁｭﾌﾟ…愛してるよ。」
そして沢山愛してもらった
蘇りそうな記憶を塗りつぶし上書きしてくれる光ちゃんは
どこまでも優しかった
夜になりお腹すいたねと笑いあって事務所にいけば
皆が待っていた
侑「A。。おいで」ﾆｶ
翔 「A食え！」ﾆｶ
「ん、たべよ！」ﾆｺ
皆で食べる手巻き寿司は格別だった
「うまぁ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
兎「うめぇ！！！」
昔みたいに引きこもらず、すぐに立ち直れる
それは暖かい仲間がいるから
「ありがとう」ﾆｺ
全「「おぅっ！」」ﾆｶ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎名りら | 作成日時：2024年1月23日 12時
