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4. バレーをする君 ページ5

初めて部活専用体育館に足を踏み入れた


「……//」



ぶわっと、、なぜだか嬉しくて


ぎゅっと手に力が入っていた


蛍「……体育館……はじめてなの?」


「……へ?ぁ、、ぇと、、あ、手ごめんね」


恥ずかしくなり慌てて言い訳をしようとした


繋がれたままの手に気づき離そうとすれば


ぎゅっと握り返された


菅「……え、なに、何でもう手繋いでるの!?え、やだ、月島離せ!」


澤「離しなさい」ニコ


田「なぁに握ってやがる、ゴラァ」


蛍「……フフーン」ドヤ


何やら先輩達は大騒ぎしていたが


手は暖かくて心地よかった






初めて手を繋いだ





「……私……人と手繋ぐの、、初めて、、」ニコ



全「「……か、、かわいすぎるッ///」」



蛍「……そ。良かった。」ギュ



「……部活の、、体育館も、、初めて入った!」



菅「……Aちゃんは中学は?」


「あ、、ぇと、、東京……です、、」


澤「部活入って無かったのか?」


「……はい、帰宅部でした。」


田「中学で帰宅部とかさすが東京、、卒業旅行は?」


「……え、、と、、あの、、行事は……いつも風邪引いて行けなかったんです」ニコ



全「「……そっか、なら高校は楽しもうな!」」








苦笑いを貼り付けたAに誰もが違和感を感じたが


誰もそれ以上は突っ込まなかった






初めて見たバレー




蛍は先輩に指導されながら長い手足で


しなやかにボールを打っていた


気づけば釘付けだった


ワクワクしながら見ていた



清「バレーマネージャーならない?」ニコ



隣には綺麗な人がいつの間にか居た


「あ、あの、、バイトあって、、あまり遅くまで残れないので、、けど……初めて見たけどまた見たいなって思いました」ニコ



清「……そっか//なら時間ある時いつでも来て?見るだけでもいいから」ニコ




潔子さんは優しかった




その日は少しだけ見て駅近くまで送ってもらい帰った


___________




「え、、部活全員強制なんですか?」




衝撃を受けた

5. 優しい君と不機嫌なキミ→←3. 初めての部活



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作者名:椎名りら | 作成日時:2024年1月22日 10時

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