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14. 本当の私 ページ15

「私は、、前まで物置で生活してきたんです。
皆の家の庭にある物置です。。あれが私の家でした。
引き取ってくれた方は2人の兄弟が居ました。
小学生までは、、皆がリビングですき焼きや、焼肉、グラタンハンバーグを食べてる時、私は犬の餌入れに食パンを入れられてました。

だから中学からは真っ暗でも物置の方が食パン1枚をゆっくり食べれるし幸せでした。
今の暮らしは私は幸せです。

勉強だけはひたすら頑張ってきました。


帰りたくないから図書館や、本屋に入り浸り公園で勉強してました。今思うと施設のが良かっただろうなとおもいます。変わりたくて来たんです。」



全「「ッ、、」」



蛍「……もう、、大丈夫。」ギュ


「……部活は、、特待生援助がでないから
入るつもりありませんでした。
武田先生にどこかに所属必須と言われ
月額3200円なら払えるから在籍だけ置こうと思いました。
バイトしないと払えない。
10位から落ちたら援助は無くなる。
……わからないんです。
修学旅行や、学校行事に出たこと無いんです。
けど、、昨日武田先生と話して正直無謀だなって思いました。面談……私にはそんなの来てくれる大人居ません。
頑張ってる人たちの部活に在籍だけっていい気しないだろうなとか、お金払うのに稼がなきゃならない。
学校は果たして意味があるのか。





だから辞めよかうかな。って思いました。

辞める前に皆さんに会えて優しさをもらって

幸せだなって

だから試合は見に行くので皆さん頑張って下さいね!ニコ

本当にありがとうございました。」




シーンとしていた



蛍「……辞めないで大丈夫。母さんが、、ウチに連れてこいって。ウチに住みな。大丈夫、、誰ももうAを責めたり虐めたりしない。好きな物食べて、わがまま言えばいいんだよ。自由に生きればいいんだよ。だから……ウチに帰ろ」ギュ



ぽろぽろと涙が流れた



苦しかったものが



どろりと吐き出された気がした



気づけば私はしがみついて泣き喚いていた







目が覚めれば夜だった


周りを見れば蛍の部屋にいた



「……あ、、バイト、、」


蛍「電話しといたから大丈夫。」


横を見れば蛍が寝ていた








「……へ、、え!!?//な、なんで一緒に寝てるの!?」



蛍「……Aが、、泣いてたから。1人にしないから。」



頬を撫でられれば優しく笑う蛍に心がホッとした



「……ありがと」


もう頼ればいい、甘えればいいんだよ



そう言い撫でられた

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作者名:椎名りら | 作成日時:2024年1月22日 10時

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