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5.痛々しい傷と不安 ページ6
木兎side
まだ濡れた髪から滴り落ちる水滴
Tシャツショートパンツの部屋着
すらりと伸びた足
出ていくA
みたら
Aの左足は大きな火傷の痕があった
まだ痛みそうなそれは赤く爛れていた
光｢ｯ……おい、、お前……これどうした、、｣
思わず腕を引けば昼間は見えなかった細い腕にも火傷の痕
｢ｯ……｣
痛かったのか顔を歪める
光｢す、すまん、待て薬持ってくる。座ってろ！｣
そう言い無理やりベッドに座らせ
救急箱を持ってきた
白い肌に似合わない大きな火傷
何があったんだ？
何故か不安になった
見るところ最近のだ。
｢……病院通ってるし大丈夫だよ。ありがとう。｣
軟膏を塗る俺に優しく撫でながら言うA
その顔が
泣きそうにみえた
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作者名：椎名りら | 作成日時：2023年12月25日 15時
