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4.今日から同居人 ページ5

「……おかえり」

光「……え、、?」

「……叔母さん夜勤だってさ。夕飯置いてあるから冷めないうちに食べてね」

光「……ふぇ!?」

「……風呂入る?溜めるね」

光「……な、なんで居るんだ?」

「……住むからかな?よろしく。」

そう言い風呂場に向かった

呆然とする光ちゃんを背に

ついでにシャワー浴びちゃおうと脱いで

シャワーを捻り浴びた


「きもちい……この胸いらないなぁ」


やたら成長する胸が嫌いだった


いつも目立たないように押さえるブラをしていた


バンッ


勢いよく開いた扉


シャワーの水が開けた人の裾と床を濡らす


キュッとお湯を止め

「……ごめん、濡れたね」


とタオルを取り渡したら


何も言わない


見れば真っ赤になり私を見ていた


正確には私の体を凝視してた


「……」

恥ずかしくなり

一応隠したが

遅かったようです


光「ッ……あ、、で、、っ」

「……なぁに?」

光「……ご、すま、、」

「うん。大丈夫だよ。シャワー借りてた。」



風の如く出ていった光ちゃん


シャワーから出てリビングを見たら居ない光ちゃん


2階に上がりノックする


中から歯切れ悪い声がした


開ければ真っ赤な顔を背けてた


「……光ちゃん。風呂冷めるから入りな?」


光「……本当に……ずっと女だったか?」


ちょっと落ち着いたのか聞かれた


「……まぁ、産まれてから性別は変わった事ないかな?」

光「……そ、そうか……」

「……嫌だった?まぁ……私も自分の身体嫌いだし、あまり性別……気にしたことないかな。」

光「……そうなのか……なんか、、すまん、、ありがとな、話してくれて」

「今日からお世話になります。」

そう言うと立ち上がった



足の火傷を光ちゃんはみていた

5.痛々しい傷と不安→←3.女と知った日



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作者名:椎名りら | 作成日時:2023年12月25日 15時

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