人間らしい心 ページ34
A「え！？
あ、いや…さっきアルミンに言われたの！」
リヴァイ「……そういやお前、
巨人になんか言ってなかったか？」
ミカサ「アニと言っていました。
アニは私達の同期です。」
A「それは…」
後ろを振り向くと
女型の巨人が涙を流しているように見えた。
ーーーーーーーーーーーーーー
その後他の兵士と合流し、
遺体の処理が始まった。
この作業が一番辛い。
兵長がペトラさんの刺繍を
切り取っているのが見えた。
ミカサ「何故アニだと思ったの」
A「…な、なんとなくだよ。
だから確証もないし、私もエレンを
奪われておかしくなってたから。気にしないで」
ミカサ「でもあの時、女型の動きは止まった。
貴方の姿を見た瞬間に。それが答えでしょう？」
ハンジ｢A。君は私達と一緒だ。おいで｣
A｢はい！後でねミカサ｣
ミカサ｢うん…｣
A「後でちゃんと話すから…」
ミカサ「わかった。」
昨日のアニの話を聞いて、
どうするかは任せると言われたけど…
話さなければならない。
私は兵士で…アニは人類の敵。
友達だからって理由でアニを庇えない。
｢お2人には、
人間らしい気持ちというのがないのですか！！！？｣
A｢…？｣
エルヴィン団長とリヴァイ兵長に
そう大きな声を上げる兵士。
ハンジ｢仲間の遺体が回収しきれなかったんだ。
幼なじみだとか言ってたな…無理もない｣
A｢人間らしい気持ち…？｣
ハンジ｢仕方ないことなんだよ。
それだけ重い立場であることも事実だ。
何度も壁外調査をしてきたけど…
最初に感じた気持ちと今は変わることは無い。
ずっとみんな…辛いんだ｣
A｢……っ｣
私はまたマルコやリヴァイ班の死を思い出し、
握っていたハンジさんの手に力が入ってしまった。
ハンジさんも手が少し震えてるようだった。
みんな…辛い…か。
そして壁に向かい私達は出発した。
知性のある巨人がいた。
その巨人は巨人を集めることが出来て、
皮膚を硬化させることができる。
今回得たのはその情報のみ。
そいつの中身を持ち帰ることすらできず、
仲間の遺体も持ち帰れない…
だからこそ私の持ってる情報は重要だ。
死んでいった仲間のためにも…
｢巨人だ！！｣
A｢…なっ｣
ハンジ｢…諦めきれなかったか｣
『パンッ』
赤い煙弾が放たれた。
さっき団長達に怒りをぶつけていた兵士が
自分の仲間の遺体と巨人を連れて走っている。
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音 - 静さん素敵なコメントありがとうございます！やっと恋愛が発展しそうな...これからも頑張ります！ (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
静(プロフ) - リヴァイさんの雰囲気めちゃくちゃ好きです。夢主の性格も可愛いしこれから二人がどうなるのか楽しみです！嫉妬して怒ってるリヴァイさん可愛すぎです(//∇//) (2021年2月25日 17時) (レス) id: 380b86fc1c (このIDを非表示/違反報告)
音 - 雪月花さん、読んでいただきありがとうございます！温かいコメントありがとうございます！頑張りますね！！ (2021年2月20日 7時) (レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
音 - 世界一小説さん、読んでいただきありがとうございます！頑張って更新します！ (2021年2月20日 7時) (レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - このあとの続きがきになります！更新楽しみして、待ってます！頑張ってください！！ (2021年2月19日 20時) (レス) id: ab57f40cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2021年2月11日 5時
