先輩 ページ19
エルド「…つまり、
れ、恋愛相談か」
A「そ、そんなところです…」
エルド「…なるほどな。
なんでも言えと言ったのは俺だ。続けてくれ」
A「すみません…
私は調査兵団に遊びに入団したわけじゃないです。
恋愛しに来たわけでもない。
ちゃんと心を決めて入団しました。
そういう感情は必要ないと
本人にも言われました。
私もそう思うんです。必要ないと。
でも…わかっていても…
この気持ちをどうにもできないんです。」
エルド「まぁ…ここに来たってだけで、
心を決めているのは理解してるさ。
…その感情が必要ないとかいう話だけど、
別に俺はそんなことは思わないよ。」
A「…そうなんですか？
だって…調査兵団って、
仲間がいつ死ぬかわからなくて…
その人が目の前で死ぬ可能性だって…だから」
エルド「だからその気持ちは
押し殺した方がいいのか？
確かにもしそんな事があれば、
とても大きな傷を心に負うことになるだろうね。
でももしその人が死んだとしても
その気持ちはなかったことにはならないし、
思い出もなかったことにもならない。」
A「……。」
エルド「人を好きになるってのは
やろうとしてできるものじゃないし、
好きになっちまったものはしょうがない。
とことん好きになればいいじゃないか。
それが調査兵団内にいたとしても。」
A「…そ、その人にもし、
相手がいる場合はどうしたらあああ…」
エルド「…お前、まさかペトラと
兵長のこと言ってるのか？」
A「え、ええ！？」
エルド「本当にそうなのか！？」
A「…い、いやち、ち、違います！！」
エルド「いや、その動揺の仕方はそうだろ！」
A「その……自分でも…
まだよくわからないんですけど。」
エルド「まぁ…なんとなく状況は理解できた。
兵長にはペトラがいるから…ってことだろ？」
A「はい…」
エルド「な、なるほどな…
確かに兵長にとって、
ペトラは少し特別にも見える。
それにこの手の相談は何度か受けたことがある…
だが実際の関係はあの2人にしかわからないんだ。
それに、特別扱いされてるのはお前も同じだと思うぞ。
今朝だってお前を起こそうとするエレンを止めて
ギリギリまで寝かせてやってたのは兵長だ。
新兵をそこまで甘やかすのは珍しいから驚いたよ。」
A「…そうだったんですか。
でもそういうところもムカつくんです！！
気がないくせにそうやって優しくするから…」
エルド「お、落ち着けって…！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音 - 静さん素敵なコメントありがとうございます！やっと恋愛が発展しそうな...これからも頑張ります！ (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
静(プロフ) - リヴァイさんの雰囲気めちゃくちゃ好きです。夢主の性格も可愛いしこれから二人がどうなるのか楽しみです！嫉妬して怒ってるリヴァイさん可愛すぎです(//∇//) (2021年2月25日 17時) (レス) id: 380b86fc1c (このIDを非表示/違反報告)
音 - 雪月花さん、読んでいただきありがとうございます！温かいコメントありがとうございます！頑張りますね！！ (2021年2月20日 7時) (レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
音 - 世界一小説さん、読んでいただきありがとうございます！頑張って更新します！ (2021年2月20日 7時) (レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - このあとの続きがきになります！更新楽しみして、待ってます！頑張ってください！！ (2021年2月19日 20時) (レス) id: ab57f40cd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音 | 作成日時：2021年2月11日 5時
