再会 ページ43
エレン「お、おいちょっと待て！」
A「…会えた！」
私はそう言って三人に飛びついた。
エレン「いっ…てぇ」
アルミン「…Aっ」
ミカサ「……っぐすん」
その勢いで3人は尻餅をついてしまった。
A「よかった…やっぱり、
訓練兵に志願したんだね。」
ミカサ「…本当に、A…なの？」
エレン「お、お前……
死んだんじゃなかったのか…」
アルミン「…もう会えないかと」
A「ごめん…ごめんね。
3人とも…生きててよかった」
エレン「こっちのセリフだバカ！！！
俺は…俺は…」
ミカサ「うわぁぁぁあ…」
今度はミカサが私に飛びついてきて、
すごい力で抱きしめられた。
エレンは顔を赤くして涙を垂らし、
アルミンは嬉しそうに涙を流しながら笑っていた。
A「ミカサ…
みっともない泣き方しないでよ。
美人が台無しだよ。」
ミカサ「Aが…生きてた…Aがいる」
エレン「…っ」
アルミン「…ぐすんっ」
A「3人とも…生きててくれて
ありがとう。」
ーーーーーーーーーーーー
Aside
マルコ「そうだったのか…」
コニー「2年も会わずに駐屯兵団の雑用？」
A「そう。3人には、
本当に申し訳ないことをしたよ。」
エレン「全くだ。
俺達がどれだけ心配したと思ってんだよ。」
A「ごめん…でもあの時の私には
大人の言うことを聞くことしかできなかった。」
アルミン「…それは僕達も同じさ。
生きるためには、
大人の言うことを聞くしかなかった。」
ミカサ「でも…生きていたから、
こうやってAと再会することができた。」
エレン「…ああ。本当に…よかった。」
エレンは斜め下を向きながらそう言った。
心なしかほっぺがピンク色な気がする。
顔立ちが少し大人になったなぁ。
A「エレン…男前になったね。
あんなに小さかったのに。」
エレン「そ、そりゃあ…
2年もあれば背くらい伸びる。」
コニー「そういえば、Aはチビだよな。」
A「は！？コニーに言われたくない！」
コニー「なっ…俺はチビじゃねえ！」
マルコ「まあまあ…」
ミカサ「……。」
A「ミカサ、暑いんだけど」
ミカサが無言で私に右腕に引っ付いて離れない。
再開できて私も嬉しいけど、動きずらい…
ミカサ「私は暑くない」
アルミン「エレン。さっきから
下ばっかり見てるけど、どうしたの？
せっかくAと再会できたのに。」
エレン「向いてねえよ！」
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
