必要な休暇 ページ32
ハンジ「心外だなぁ〜
まぁ、今のAには
休暇が必要だとも思いますが。」
ハンネス「私もそう思う。
色んなことがありすぎた。」
A「…？」
ハンジ「これも私の提案ですが、
調査兵団とも、そのAの大切な
お友達とも、2年間は離れた方がいいと思う。」
A「え…！？何故です！！！
それは嫌です！！私エレン達に会いたい…」
ハンジ「A。君はその彼に
執着しているところがある。
彼と一緒に戦う日が来た時に
必ずボロが出るよ。気持ちはわかるが、
離れる時間も必要だと思う。」
A「そんな…2年も会えないなんて」
ハンネス「…一理あるな。
あいつらには悪いが…今は何も言わず、
Aが死んでると思ったままにしておくのも
いいかもしれねえ。お前がいるとすれば、
確実に会いに来る。」
ハンジ「うん…もしAの
気持ちが変わってなくて、彼が本当に訓練兵に
来るのなら、必ず会えるんだからさ。
今はあまり刺激を受けない方がいい。」
A「…じゃあ私は2年間、どうすれば…」
ハンネス「…A。
お前は駐屯兵のところにいろ。
仕事はたくさんある。雑用だが、
俺の家族だといえば泊めてくれる。」
ハンジ「駐屯兵か…
それなら一緒に暮らせていいですね。」
A「それっておじさんの所属してる兵団？」
ハンネス「そうだ。悪いとこじゃない。」
ハンジ「…そういう事なら、
エルヴィンに報告してくるよ。
多分理解してもらえる。」
ハンネス「助かる。」
ハンジ「A。ゆっくりでいい。
君の成長を楽しみにしてるよ。
君がここにくるまでどれくらいかかるかは
わからないけど、それまで巨人のことは
私達に任せてね！」
A「ハンジさん…」
ハンジ「君がここに帰ってきてくれるのを
楽しみに待っているよ！」
そう言って、
ハンジさんは私の頭をポンポンと優しく叩いて
どこかへ行ってしまった。
A「…帰って…くる。」
私は拳を握りしめた。
帰る家をなくしてしまった私に…
帰る場所を与えてくれた。
私は必ず、成長してここに帰ってくる。
人類のために心臓を捧げて戦う兵士になってやる。
あの制服を…絶対に着るんだ。
ーーーーーーーーーーーー
Aside
A「おはようございます！」
リコ「おはようA。
今日も仕事頑張ってね！」
A「はい！ありがとうございます！」
あれから一年ほどが経った。
この一年は、壁がまた破壊されたり、
物騒な事件が起きたり…なんて事はなく、
平和な一年を過ごせていた。
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
