強くなるために ページ22
ハンジ「団長！？
いらしてたのですね。
あの時壁外で拾った少女が
帰ってきたと聞き、飛んできました。」
A「…！？」
キース「出て行け！
彼女はまだ目覚めたばかりだ。」
ハンジ「し、しかし！！！」
A「わ、私は構いません。」
ハンジ「はぁぁぁ君かぁ！！
私はハンジ・ゾエ！覚えているかい？」
キース「覚えてるわけがあるか。」
A「すみません…」
ハンジ「そうか…無理もない。
ここにいたのは1週間程度だったからね。」
A「でも、1週間はここにいたんですね。」
ハンジ「そうだよ。それにしても…
あの頃を思うと見違えるよ。
とても美人な子に育ったんだね！」
A「…そ、そうですか？」
ハンジ「うんうん！君の名前は確か…」
A「Aです。A・グレイ」
ハンジ「Aか！よろしくね！
ところでA、急で悪いんだが
ついて来てほしい。動けるかい？」
A「は、はい…」
キース「何を言っている！勝手なことをするな。」
ハンジ「エルヴィンが、
Aに会いたいと言ってまして…
何も問題はないですよ。」
キース「…だが、こいつは今目覚めたばかりだ。
まだ安静にさせた方がいい。」
A「キースさん、私なら心配ありません。
怪我をしたわけでもないし、全然動けます。
むしろ元気です！」
ハンジ「そうか…助かる！」
キース「ふんっ……好きにしろ。」
ハンジ「では、Aをお借りします。」
『ガチャッ』
私はハンジさんに手を引かれ、後ろを歩いた。
ここは調査兵団の人が住んでる建物なのか…
とても綺麗で高い天井。
ハンジ「聞いたよ。A、
立体起動装置を使えるんだって？」
A「え…あぁまぁ、少しだけ。
でも今使えるかどうか…」
ハンジ「誰に習ったんだい？」
A「誰からも習っていません。
触ったこともなかったと思います。
考えるよりも先に体が勝手に動いてました。」
ハンジ「なんだって…？」
A「一応周りの兵士さん達が
使っているのも見ましたし。」
ハンジ「そんなことがあるのか…
立体起動装置は高度な技術が必要だ。
感覚なんかでできるようなものじゃない。」
A「私も…そう思います。」
ハンジ「リヴァイが、君の動きを見て
衝撃を受けたと聞いたんだ。すごい技術だって。」
A「リヴァイ…？」
ハンジ「あ…あぁごめん！
名前言ってもわからないよね。あの…」
A「あの黒髪の…男の人ですか？
なんていうか…背の小さくて、怖い…顔の」
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
