強くなるために ページ21
オノを持った男の人が入ってきた。
そのオノには、既に血がついてた。
人殺し…だ。
女の人「逃げなさいA！！
生き延びるの！！死んだら…
『グチュッ』
女の人「ま……け」
A「…っ！？」
男がオノを振りかぶりながら近づいてくる…
殺される…！！！
ーーーーーーーーーーーーーー
Aside
A「はっ…！！！」
ここは…私の知らない、場所。
A「はぁ…はぁ…ぐっ」
まただ…ものすごい頭痛。
『ピチャ』
A「え…？」
布団に、水が垂れた。
顔に手を当てると、
自分が涙を流していることに気づいた。
A「なんで…私」
『ガチャッ』
A「…！？」
？「目を覚ましたか。」
A「あ、貴方は…もしかして、
調査兵団の団長さんですか？」
？「そうだ。だが、団長は降りる。
私の名はキース・シャーディスと言う。」
A「降りる！？何故？」
キース「何故…か。そう聞かれると難しい。」
A「そ、そうですよね…ごめんなさい。
キースさん、私は貴方に拾われたと
ハンネスのおじさんから聞きました。」
キース「…あぁそうだ。
壁の外で死にかけていた君を、私が見つけた。」
A「助けてくださってありがとうございます。
ただ、未だに思い出せないんです。
その前の記憶が…」
キース「無理もない。そんなことよりだ。
ある兵士が、君が巨人を粉々に
切り刻んだところを目撃したらしい。
それも我々兵士が使用する立体起動装置で。
それは昨日の話なんだが、覚えているか？」
A「巨人を…」
そうか…あれは、昨日のことなのか。
じゃあ、私の家とおばさんが
巨人に踏み潰されたってのも夢ではないわけだ。
A「覚えています。」
キース「そうか…立体起動装置は、
どこで学んだんだ？」
A「…わかりません。
でも何故か使い方は知ってました。」
キース「ハンネスではなかろうな？」
A「違います。
誰からも教わってないですし、
触った覚えもないです。」
キース「…おかしな話だ。」
A「あの時私はおばさんを
助けようと必死で…考える前に、
体が勝手に動いてました。
まぁ、助けることはできなかったんですけど。」
キース「そうか…だがお前のおばさんは、
巨人に踏み潰される前から、亡くなっていた。」
わかっていた。
でも…受け入れられなかったんだ。
キース「気の毒だが、恐らく病気だ。」
A「知って…いました。」
『トントンッガチャッ』
？「失礼します！！」
キース「なっ…ハンジ！
誰が入っていいと誰が言った！」
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
