人類最悪の日 ページ18
街の人「巨人たちが
入ってくる！！！」
街の人「きゃぁぁぁあ！！！」
エレン「あっちには家が…母さんが！」
ミカサ「っ…！！」
エレン達は自分の家に一直線に走った。
そして私も一目散に自分の家を目指した。
A「おばさん…！」
アルミン「A…！待つんだ！！！」
アルミンの声を無視して、私は走った。
ごめんアルミン…
でも、どうしても守らなきゃいけないものがある。
きっと…おばさん気づいてない！
体が悪いから、逃げられない！
『ドシンッドシンッ』
A「はっ…」
横から、私の目の前に大きな足が現れた。
A「……っ」
その瞬間、私は体が動かなくなった。
これが…巨人
A「うっ…ぐっ！！」
巨人に掴まれ、もがく暇もなく
目の前には巨人の大きな口があった。
でもなぜか…見慣れた光景な気がする。
きっと私は外にいる間、
何度も巨人に喰われかけたんだろう。
「生きるのよ！！！生き延びるの！！！
死んだらそこで、貴方の負け。」
A「……？」
なんだこの声は…
この声はおばさんのじゃ…ない。
「生きてさえいれば、きっとお前を
愛してくれる人に出会える！！！
だから決して、生きることを諦めないで！！！」
A「…死んだら…負け…？」
『ザシュッ！』
A「うわっ！！」
何かが切られるような音と共に、
巨人の手の力が緩み、私から手を離した。
？「無事か」
A「…え？」
私は兵士の男に担がれて空を飛んでいた。
この空を飛ぶ機械…知っている。
そして、その兵士の胸の紋章…
A「自由の…翼」
調査兵団…だ！！
調査兵団「てめぇはバカか？
わざわざ巨人の来る方へ走りやがって。」
A「はっ…！！！」
そうだ…私の家！！！
おばさんを助けないと！！
調査兵団「なっ…おい。どこへ行く」
A「体の弱い…おばさんが！！
私の家にいるはずなの！！！」
調査兵団「今多くの兵士が避難させてる。
だからお前は先に行け。」
A「嫌だ離して！！助けないと…私が！」
調査兵団「お前みたいなガキに何ができる！」
A「離して！！！」
私は男の手を振りほどき、自分の家へ走った。
A「はぁっ…はぁ…」
あの機械…
あの空を飛ぶ機械さえあれば私も戦える！！！
？「うわぁあああ！！！」
『バキバキッバキバキ』
A「…！？」
私の頬に、誰かの血が落ちてきた。
上を見ると、兵士が巨人に喰われていた。
『ガシャンッ』
そして血と共に上から兵士の装置が落ちてきた。
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
