人類最悪の日 ページ17
アルミン「そりゃ…
壁の中にいるだけで、
100年ずっと平和だったからだ。
下手に外に出ようとして、
奴らを壁の中に招くことがないように、
王政府の方針として、外の世界に
興味を持つこと自体をタブーにしたんだ。」
エレン「自分の命をかけるんだ！
俺らの勝手だろ！」
ミカサ「絶対にダメ。」
A「ミカサ…」
ミカサ「ダメ。」
ミカサの顔は真剣だった。
エレン「…そういやお前、
よくも親にバラしたな！」
A「えっ…！？」
ミカサ「協力した覚えはない。」
アルミン「…で、どうだった？」
エレン「…そりゃ、喜ばれはしない。」
アルミン「だろうね。」
A「…私もおじさんやおばさんに知られたら…
どうなるかな。」
ミカサ「Aも。絶対にダメ。」
A「ねぇミカサ…なんかあったの？」
ミカサ「今日のあの光景、見たでしょ？
あれを見てもまだ
調査兵団になりたいなんて言うの？」
A「…なるよ。私は外に出る。」
ミカサ「A…！」
エレン「止めるなよミカサ。
これはAの意思だ。それに、
俺は家畜みたいな人生は嫌だ。」
アルミン「確かに…
この壁の中は未来永劫安全だと
信じ切ってる人はどうかと思うよ。」
A「……。」
エレン「……。」
ミカサ「……。」
アルミン「100年壁が壊されなかったと言って、
今日壊されない保証なんか…
どこにもないのに。」
『ピカッズドーーーーンッ！！』
A「うわっ！！！」
エレン「！！？」
アルミン「なっ！！？」
ミカサ「…！！！？」
『ズキッ』
A「…まただ。」
この音に聞き覚えがある。
アルミン「なんだ！？」
エレン「…爆発か？」
A「壁の外からだ…壁の外に雷が」
私達は音のした方に走り、壁を見た。
すると壁のてっぺんに…大きな手のようなものがあった。
A「え…？」
その瞬間、体の震えが止まらなくなった。
あれはまさか…
エレン「どうした！！
一体何が見えるってんだよ！
…なっ！！！？」
A「きょ…」
アルミン「そんな…
あの壁は…50メートルだぞ…！？」
エレン「……奴だ……巨人だ！！！」
『ズキッズキッ』
A「うっ…！！！」
また頭痛が走った。
「助けてくれええええ！！」
「うわぁぁぁぁ」
『バキバキッバキバキッ！！！』
ミカサ「A！！！」
A「はっ…！！」
『ズドーーーーーーンッ！！！』
ミカサの声で正気に戻るも、
目の前は地獄の光景が広がっていた。
アルミン「…か、壁に…穴…開けられた」
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
