人類最悪の日 ページ15
調査兵団が
帰ってくる合図だ…
A「よし…！」
気にしてても仕方ないや！
調査兵団を見に行こう。
エレンも調査兵団を見に門まで来てるはず。
ーーーーーーーーーーーー
Aside
街の人「これだけしか帰ってこなかったのか…」
街の人「わざわざ外に出るから
こんなことになるんだ。」
A「……そんな」
人混みの中から
血だらけになった兵士や、
足や腕を失った兵士が次々と
通り過ぎて行くのが見えた。
噂には聞いていたが、初めて見た。
みんな巨人にやられてしまったのか…
？「なんの成果も、得られませんでした！！！」
A「…？」
背の小さい私にはその人の姿が見えず、
私は後ろの木箱に登り
声のする方へ目を向けた。
？「私が無能なばかりに、
ただひたすらに兵士を死なせ…
ヤツらの正体を突きとめることが、
できませんでした！！！！」
A「…あの人」
『ズキっ』
A「うっ…」
昔の記憶に関係しているのか、
再び頭痛が走る。
もしかして、あれが団長？
街の人「ひでえもんだな。」
街の人「まったくだ。
これじゃあオレらの税でヤツらに
餌をやって太らせてるようなもんだ。」
A「…っ！？」
私は拳を握った…
悔しいけど、何も言い返せなかった。
私が今ここで何を言ったところで、
何にもならない。それにこんな公の場で
自分の意見を言う勇気なんて私にはない。
きっとエレンだったらすぐに
『ゴッ！！』
街の人「何すんだクソガキ！！」
エレンが木で文句を垂らす住民の頭を叩いた。
A「エレン…！？」
エレン「うわっ！おい！」
その瞬間、エレンが物陰に消えた。
近くにいたのか…気がつかなかった。
街の人「おい戻ってこい！！」
A「…はぁ。」
まぁいいか…帰ろう。
きっとミカサがなんとかするんだろうから。
そう思い私は2人の元へは行かず、
自分の家に向かった。
ハンネス「んぉ！いたいた
A〜探したぞ！」
A「おじさん！…って酒臭！！
あんだけ言っても飲んだのね…」
ハンネス「まぁまぁ怒るなって〜
お前に頼みがあるんだが…
野菜も買って来てくれねえか？
切らしちまってたみたいでよ。」
A「今買い物して帰って来たとこなのに。」
ハンネス「悪いな〜頼んだ！」
A「はぁ…」
ーーーーーーーーーーーー
Aside
「まいどあり〜」
A「ふぅ…」
私は買い物を終え、また家へ向かう。
一体何往復したんだろうか…
？「ふっ…どうした異端者！」
A「…！！！？」
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
