言葉の意味 ページ13
ハンネス「ん？え…と、
だからその…
金だよ金〜！なんだよ怖い顔して…」
A「酒だね？」
ハンネス「ち、ち、違うぞ！
お前、寝癖ひどいな！
髪の毛セットしてから家を出ろよ〜？」
A「没収！！！」
ハンネス「おいおい勘弁してくれよー！
俺の仲間はこれを楽しみにしてるんだぜ？」
A「仕事中でしょ！？
大体、兵士のくせに家に行ったり来たり
するのなんてハンネスさんくらいだよ。
13歳の子供にこんなこと
言われて恥ずかしくないの！？」
ハンネス「恥ずかしいです…」
頭をかきながら、
渋々手ぶらで家を出ようとするおじさん。
A「…ねえおじさん。
おばさんはいつ元気になるの？」
ハンネス「…す、すぐ元気になるさ！」
この会話を何度したかはわからない。
そしておじさんのこの嘘をつく時の顔も見慣れた。
A「イェーガー先生はいつ来るの？」
ハンネス「おい…Aどうしたんだよ。」
駐屯兵団「おーいハンネス！！酒はまだか〜？」
ハンネス「っと…行かねえと。
いいか、母さんは大丈夫だ。
エレンの父さんはすっげえ医者だ！安心しろ！」
『ガチャンッ』
おじさんは私の頭を
ぐしゃぐじゃっとして行ってしまった。
油断した。酒を持っていかれた…
A「……。」
おばさんは、ハンネスさんの奥さん。
私にとってお母さんだ。
そんなおばさんは、ずっと前から病気で寝たきり。
会話はできても、ほとんど動けなくなってしまった。
何の病気かははっきりとはわからないらしい。
『ガチャッ』
私はおばさんの部屋に入った。
毎朝おばさんと話すのが私の日課だった。
A「…おばさん。ごめんなさい。
昨日友達にひどいことを言っちゃったの。
誰にでも愛されるいい子には、なれない…」
おばさん「…A？」
A「…もう、自分が誰だかわからない」
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音 - 読んでいただきありがとうございます！！頑張ります！！！ (2020年12月20日 11時) (
レス) id: 9804a0383a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 面白くて、今後の展開がすごく気になります！更新頑張ってください！！ (2020年5月12日 14時) (レス) id: 80032df402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音 | 作成日時：2016年12月3日 17時
