教師の主役は我々だ！！【第一部】 (ページ4)

今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:25,149 hit

3.生活指導ページ4

登校日2日目。
今日は学年集会だ。長い先生方の話が終わって、最後に生活指導の先生の紹介と話があるそうだ。

？1｢生活指導のグルッペンと｣

？2｢オスマンと｣

？3｢ひとらんらんです。｣

グル｢我々は学校生活をよりよく送れるように指導を行う。
その一つとして本日、ネクタイをしていない者は指導の対象とする。
解散した後、その場に残ってくれ。それでは、解散っ｣

『木葉、戻るぞー・・・ってん？お前、ネクタイは？』

｢あるけど、結べないからポケットにはいってるーww｣

『指導じゃん。バカなの？』

らん｢大先生のクラスの子だね？｣

｢・・・はい｣

オス｢ネクタイは家？｣

｢いえ、ここにあります｣

らん｢え、じゃあちゃんとつけなよ｣

｢む、結べないんです・・・。｣

グル｢貸せ。結んでやる。｣

優しいグルッペン先生のおかげで私らは帰れましたとさ。

『いやぁ、ほんと結んでもらえてよかったな～・・・あっすみません』

話に夢中になっていたせいで前から来た人にぶつかってしまった。

？｢大丈夫やで。あ、ちょうどええわ。二人で実験手伝ってくれへん？化学科のゾムや。｣

悪そうな笑顔を浮かべたゾム先生は私らの返事を聞くまでもなく、化学室に連れてきた。

ゾム｢少し、準備するから待っててな～｣

先生が準備室に消えた瞬間、私は木葉に言った。

『ヤバそうじゃないか、これ、』

｢絶対やばい｣

『今のうちに逃げるぞ』

木葉が頷くと同時に立ち上がり、足早に化学室を後にした。

ーその後のゾム先生ー
ゾム｢準備できたでーって、逃げよったな。絶対見つけたる。｣
不敵な笑顔を浮かべるのであった。