その音柱、誘拐犯。【宇髄天元】

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こんにちは。
さてこれにて音柱編、完結とさせて頂きます。


以下解説です。



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まずタイトル名、『誘拐犯』に込めた想いは二つ。

一つは物理的誘拐です。
Aさんは元々名家の生まれでしたが、実は裏で家族は悪どい商売をしていました。そのおかげもあって豊かな生活を送れていたものの、周りからの反感は多くついに忍びであった天元の元に暗殺の任務が届きます。

その時、天元がAさんを匿わなければ後々命を狙われていました。

つまり、落とすはずだった命を天元によって救われた。＝裏社会からの誘拐。

です。


もう一つは心理的誘拐です。
作中にしっかりと書いてしまいましたが、家族を殺された後天元と共に過ごす内にAさんは天元に恋に落ちます。ただ純粋な恋心かと言われればまた違う。

吊り橋理論、的な感じです。
当時のAさんは天元がいなければ生きていけなかった。天元が全てだった。気づけば依存を超えた依存をしていた。Aさんも知らない内に。
それを恋だと思ってしまった。という感じです…。

…伝わりますかね？



タイトル名に込めた思いは以上です！



では、次は作中のお話。

いつも最後を希望してAさんを買っていた天元ですが、最後に別れを告げたその日に限って一日買いました。
｢なんで一日なの？｣
と思った方はいらっしゃいますか…？


その日、天元はAさんにこう言っています。

｢さっさと身請けされろ、遊郭から出ていけよ｣

と。


遊郭に鬼、しかも恐らく十二鬼月がいると分かっていた天元は、Aさんが巻き込まれる前に何とかして逃がしてやりたいと思っていました。もちろん、自分が引き取りたかったに違いありません。


じゃあどうして、天元自身が身請けしなかったのか。







…ごめんなさい文字数オーバーしたので次行きます。
相変わらず長くてごめん。





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