春雷到来【gnsn】

❀ ページ17

神里綾人

「(ふむ…鬱である相手にはどのように接するべきでしょうか…医者に聞いてみましょう)」

彼は意外と鬱病に関する知識が乏しいタイプ。ですが、彼は貴方に出来る限りのことを尽くしたいらしく、忙しい合間を縫ってまで精神科医の医師に鬱病について、詳しく教えて貰ったみたいです。
彼は、医師に教えてもらった「励まさない」、「否定しない」という極意を胸に貴方に話しかけます。彼は、貴方の部屋をノックして

「A、辛い事があるなら私に話していただけませんか？」

貴方が無反応でいると
「…無理強いをするつもりはありません。ですが…私は貴方が心配で堪らないのです。それだけは覚えておいて下さい」
では、失礼します。と言い貴方の部屋の前から立ち去る彼。…大丈夫です。彼はきっと力になってくれますよ。


雷電影

「私にも…貴方の様な時期がありました。なので、貴方の気持ちがとても分かります。もし、話したいことがあれば、私に話して下さい。」

貴方が部屋に籠もっていると、彼女は部屋をノックし、入ってもよろしいですか？と聞いてきます。貴方が控えめに扉を開けると、眉を下げて少し悲しそうな顔をしている彼女が。何故そんな顔をしているのか貴方が尋ねると、彼女は貴方の両手を優しく握り上のような発言を。貴方がポツポツと辛かった事を話し始めると、彼女は相槌を打ちながら

「辛かったですね…Aさん、遠慮しなくてもいいんですよ。話を続けて下さい。」

と。貴方の前には、いつも威厳に満ちた彼女とは思えないほど、優しい顔をした彼女が。


八重神子

「(この様な状態の時はあまり干渉し過ぎぬほうがよいと本に書いておったな。)」

本で知識を得ているためか、少し考えるような仕草をした後、上のように考えてる彼女。しかし、意外と貴方のことが心配みたいです。自分の好物であるいなり寿司を貴方の部屋の前にソッと置く彼女。
貴方がトイレに行くため部屋の外に出ると

「おや、もう良いのか？夕餉ならいなり寿司を置いておるじゃろう。それを食べるとよいぞ」

壁に寄り掛かりながら言う彼女が。貴方がお手洗いするだけと、小さく少し苛つきながら言うと
「ふむ…ならよい。心身の不調は自分で中々直せるものではない。辛くなったら、妾を呼ぶがよい」
彼女は手を振りながら立ち去っていきます。何時もより優しいですね。よっぽど貴方のことが心配なようで。

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