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ななみ「二人とも遅い」
(人2)、結弦「すみません…」
ななみ「腕どうかしたの?」
結弦「ちょっと腫れてたので手当してました。」
ななみ「大事な試合前に怪我するなんて」
(人2)「すみません…」
ななみ「まぁいいわ、無理しないで練習始めるわよ」
(人2)「はい。」
わたしたちは最後の本番前の練習を始めた。
だけど
跳ぶたびに右腕が痛みだす。
(人2)「っ」
結弦「…」
羽生くんもわたしの様子を見て心配してるようだった。
こんなことでコーチにも羽生くんにも心配させたくないのに。
他の選手と同じスケートリンクで混じって練習をしていたため、ザキトワさんがこちらを見て不気味な笑みをしているのをわたしは見てしまった。
(人2)「っ!」
悔しい。
結弦「ねぇ、」
(人2)「わ、なに!?」
わたしはジャンプをとぼうとしたとき
突然羽生くんに肩に手を当て呼び止められた。
結弦「その腕の振り方だと痛いんじゃないの?」
(人2)「えっ、」
結弦「こんな感じで滑ってみれば?」
(人2)「こう?」
わたしは言われたとおり跳んでみた。
すると、驚いたことに痛みもなく跳べるではないか
ななみ「いいじゃない!」
(人2)「(やった!)」
結弦「ね?」
(人2)「羽生くんも腕を上げたじゃない。
ありがと」
結弦「まぁね。」
ザキトワ「…」
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作者名:いつみ | 作成日時:2019年7月9日 10時