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弐拾伍 ページ26

「で、できたー!」

あれから約1時間15分。
なんとかふろふき大根、完成。
時透くんのこと、長い事またせちゃったけど、大丈夫かな。
時透くんを探しに、御屋敷の中を少し探索。

すると、前方に私の時透くん探知レーダーが反応した。
間髪いれずに、縁側に、船を漕ぐ時透くんの姿を発見。

「…いや、可愛すぎない?時透くん。」

え、好きなんだけど。

いつもは格好良くて、実は私よりも歳上なのでは…、と思うこともあるが、日に当たりながら目を閉じる時透くんの顔は年相応の可愛らしいものであった。

ふと我を取り戻し、まじまじと彼の寝顔を見ていたことで、顔に熱が集まる。
はやく、起こしてあげないと。

「時透くんー?起きてー、ふろふき大根できたよー。」
「ん、…」
「可愛過ぎるんですけど?」

可愛過ぎる可愛過ぎる。
どうしよう、私おかしくなるかも…
いや、もうすでにおかしくなっている。

…時透くんが悪い。可愛過ぎるのが悪い。

「時透くーん」

左手で床に手をつき、右手の人差し指をたてて時透くんの頬へ近づける。しかしあと一寸もないところで、右手首を強く掴まれた。

「えっ」
「あのさ、さっきから可愛い可愛いって言ってるけど、俺も男なんだけど。それに、ここ、俺の屋敷ってこと覚えてる?」

そう言われた瞬間、肩に手が触れる。
背中が地面につくことを感じ、怪しく光る彼の瞳以外は見えなくなった。



あれ、え、もしかして、
私、時透くんに押し倒されてます?

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美雨音トウカ - ふゆさん» 申し訳ありません!!教えて下さって本当にありがとうございます…!へなちょこ作者で申し訳ないです。そして何度か読んでいただけてるだなんて、もう胸が嬉しさでいっぱいです…!本当にありがとうございます! (5月6日 9時) (レス) id: 212377e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 初コメント失礼します。とても素敵な作品で何度か読ませていただいています。ただ参拾弐が抜けているのでもし非公開にしてるなら公開お願いします🙇‍♀️ (5月3日 19時) (レス) @page33 id: 2415585283 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨音トウカ | 作成日時:2024年2月28日 23時

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