毒舌美少年に落ちました。【時透無一郎】

拾漆 ページ18

それからしばらくは何もなく過ごした。





…訳が無いじゃないか！
あれから、もう時透くんのことを前以上に意識してしまう。しばらく会わないときがあったら胸が締め付けられて苦しくなる。けれど、時透くんに会うと、意識してしまって、頭がふわふわする。

しかも、最近では任務での怪我も増えたように思える。
人の命はしっかりと守れているが、なんだか身を投げやりにしがちになった、というか…
時透くんのことが好きだけど、私は彼と不釣り合いだ。
私もより多くの人を助けなければいけない、という思いが日に日に重たくなる。

しかもこれが約三ヶ月も続いている。
周りにも色々心配をかけてしまって…

非常にまずいんです。


そして、今、私はこれよりもまずい知らせを受け取りました。

「天泣A！任務ゥ！任務ゥ！東北東！東北東へ向カヘ！霞柱・時透無一郎ト合同任務ゥ！」

いや、え？



…え？

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