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先輩として的確な指示を与え、鬼殺に神経を集中させる。

「んん?若い雌が来たぞォ、しかも強いなァ!喰って俺様の養分にしてやるゥ!」
「そんなこと、君には一生できないよ。私が先に君の首を取るから。」

呼吸を使う必要もない。
豆腐に包丁をいれるように刃をふるう。その後、3体全員を倒し、無惨の餌食となっな鬼の方へ祈りを捧げる。

次は幸せに生きられますように。

そして3人の方々への祈りを済ませ、竈門くんの援護へ向かう。

竈門くんは、一体倒したようだけれど、残り2体に苦戦しているみたい。一体は彼にまかせ、もう一体は私が殺ることにした。こちらの鬼も一瞬で首を取る。すると竈門くんは、私の素早さに驚いたのか、大きく目を見開いてこちらをみており、鬼の攻撃が彼に当たりそうになる。

「危ないっ。」

刃を自分の体のように扱い、で鬼の攻撃を跳ねる。彼には攻撃は及ばなかったようだ。その後彼も鬼の首を切り、鬼を無事に全員殺ることができた。

「あっ、ありがとうございます!やっぱり、すごくお強いんですね!尊敬します!」

そういった彼は、先程まで命が宿っていた灰に手を合わせた。

「貴方も、鬼に慈悲をかけるの?」
「っ!やっぱりおかしいですかね、?」
「そんなこと無いと思うわ。私も鬼に慈悲をかけてしまうもの。」

決して、罪を許す訳ではない。私も鬼に対して抑えきれない激しい怒りの気持ちは持っている。ただ、私達人間も無慈悲に動物や魚の命を奪っているのだから、私達に鬼をどうこう言う権利はあるのか、と考えてしまうのだ。

何回か柱にならないか、と誘いも受けたが、鬼に慈悲をかけてしまう者が柱になんて、なって良いわけが無いと思い、断り続けている。

「Aさんは、優しいんですね。どこまでも慈悲深い匂いがします。でも、もう少し自分に優しくしてあげてください。」

匂い、?

「俺、鼻がいいんです。人の感情とかも嗅ぎ分けられるんです。って、気持ち悪いですよね、」
「ううん。そんなこと無いと思うよ。さっきの不審な行動は、鬼の匂いを嗅ごうとしてたんだね。竈門くんは、竈門くんにしかない強みを信じて、生きていけばいいよ。」

そう言うと、竈門くんの顔がぱああっと明るくなる。
これは…新しい天使を見つけたかもしれない。



時透くんにまさる天使はいないけどね!

拾壱→←仇



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美雨音トウカ - ふゆさん» 申し訳ありません!!教えて下さって本当にありがとうございます…!へなちょこ作者で申し訳ないです。そして何度か読んでいただけてるだなんて、もう胸が嬉しさでいっぱいです…!本当にありがとうございます! (5月6日 9時) (レス) id: 212377e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 初コメント失礼します。とても素敵な作品で何度か読ませていただいています。ただ参拾弐が抜けているのでもし非公開にしてるなら公開お願いします🙇‍♀️ (5月3日 19時) (レス) @page33 id: 2415585283 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨音トウカ | 作成日時:2024年2月28日 23時

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