episode1.初めての ページ2
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午後1時。ついにこの日がきた。
偉大な兵士長に仕える重要な役割をする日が。
私はお手伝いさん、いわゆるメイドとして今日から働くことになっている。
しかも専属。
母｢忘れ物は？｣
｢ないかな｣
母｢気合い入れて行っておいで｣
｢うん！いってきます！｣
私は17年間住んだ家を出た。
｢はぁ…兵士長ってどんな人なんだろう…｣
私は本部へと続く道を歩きながら、優しい人がいいなぁ…と理想の兵士長を想像していた。
自分の重い荷物を持ちながら私は思った。
｢もしかして、こういう重いのも持たされるのかな…｣
そう考えるとこれからが恐ろしくなったが、メイドとしての責任が芽生えてきた。
色々考えているうちに到着。
｢着いてしまった…｣
門を開けてもらい、団長室へ案内される。
ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾁｬ
｢失礼致します。｣
中へ入ると、椅子に座っている団長と、腕を組んでいる態度がでかい兵士がいた。
(げっ…団長の他にもなんか偉そうな人がいる…)
エルヴィン｢君がAだね。私はエルヴィン・スミス。話は聞いているよ。｣
｢はい。A・シルヴァと申します。よろしくお願いします。｣
エルヴィン｢よろしく。そしてこちらの態度がでかい兵士が｣
リヴァイ｢…リヴァイだ。｣
(こ、この人が)
エルヴィン｢聞いているとは思うが、君はリヴァイ兵士長の専属メイドとして日々を過ごしてもらう。｣
｢伺っております。誠心誠意、努めてまいります。｣
エルヴィン｢何か嫌なこととか不安なことがあれば気軽に相談してくれ。｣
｢承知致しました。｣
エルヴィン｢じゃあ早速、リヴァイ、あとは頼む｣
リヴァイ｢…ﾁｯ。ついてこい｣
(えっ…舌打ち…？やばいんじゃないこの人。私の理想とはまったくかけ離れている…。)
｢…はい。｣
(今どこに行くんだろう。兵長のお部屋かな…。
あぁ…噂に聞いていた潔癖症…私が部屋に入っても大丈夫だろうか…。)
リヴァイ｢ここだ。｣
｢失礼致します｣
そこにはホコリひとつない綺麗すぎる部屋が拡がっていた。
｢わぁ…｣
思わず一言。
リヴァイ｢こんなんで驚くな｣
｢申し訳ありませんっ…つい綺麗なお部屋だったもので｣
ここで、今閉じたドアから音が聞こえてきた。
ｺﾝｺﾝ
リヴァイ｢…なんだ｣
エルヴィン｢悪い。言い忘れていたが、Aをリヴァイの部屋に置くことにした。｣
リヴァイ/私｢は｣
今の…聞き間違い…じゃないよね？
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もやし(プロフ) - みゆこさん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2022年8月30日 1時) (
レス) id: fbdad86a28 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年7月23日 16時) (レス) @page15 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もやし | 作成日時：2021年9月24日 3時
