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ページ48

「…そろそろ、教えてくれないか?」

部屋にサンズと二人だけで座っていると、突然そう言われた。

『何を?』

そう聞くと、サンズは「隠し事の件だよ。」と答えた。

『…』

押し黙る私を、サンズは急かすこともなく見ていた。

…このまま逃げるわけにはいけないしな…

『今は。』

ぼそ、とそういう。

『…喋る気には、ならない。』

そういうと、サンズはちょっと残念そうな顔をした。

『でも…でも、これだけは教えてあげる。

…私は、ちっちゃい頃から、人の作り出す常識だとか、一般論だとか…そういうのが、見えていた。』

いつもよりずっと低く、小さい声でそう話す。

『それに、何をしたらこいつは喜ぶだとか、何をすれば良いのかとかも、わかってた。

…それで、私はずっとそれに縛られてきた。』

じっとこっちを見ているサンズに目を向けることもなく、私は淡々と話した。

『いいことなんてなかったよ。それは私をめちゃくちゃに壊した。

…世界ってのは、そういう常識とか一般論とか、道徳とかでできてるんだ。』

私がそういうと、サンズがちょっと動揺したようだった。

『だから、私はそういう…私を縛ってきた常識を、全部めちゃくちゃに壊したい。』

そうだ、私の夢は

この世界(常識)をぶち壊すことだ!

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今日の一言(だいたいネタ)

『幽霊っていると思う?』ナプスタ「あ…ボク…」


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真冬のハイビスカス - ※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソさん» あ(察し)アイリス君な…ありがとうございます! (2022年2月26日 7時) (レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
※死んじゃう魔法使いアイリスちゃん*ボードクソ(プロフ) - わー!!すげー!文才力爆発してる!!!かっけぇええ!!!有名な小説家になるの期待 (2022年2月25日 20時) (レス) id: 518bed0004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちりの x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年2月20日 18時

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