オタク度 146% ページ46
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四時間目のチャイムが鳴り、授業終了の号令の後、私はスマホを持ちダッシュで教室を出る。
(そう、全てはイベントのた____)
パシッ。
「Aちゃん、お姉ちゃんとの約束♡」
「ハイ。……流石陸上部、足速い」
「うふふっ!さ、何処でお昼ご飯食べましょうか!」
「あ、待って鳴上。私お昼ご飯買わないと」
「じゃあ、食堂で食べましょ!」
呆気なく腕を掴まれ捕獲された私は、そのまま食堂へと向かった。
たまたま空いていた二席を確保した私と鳴上は、各自に準備したお弁当と購買で買ったものを机に置く。
「Aちゃん、お昼それだけでいいの?」
「普段と変わんなくない?」
「夏バテかしら……?気を付けないとダメよォ」
目の前にいるのは、お母さんか?
女子力と言うより、母性がヤバいな。
自然な流れでスっとスマホを取り出すと、すぐに没収されてしまった。くそぅ。
「で、Aちゃん?凛月ちゃんとは、何処までやったのかしらァ!」
「はぁ!?」
朔間凛月の名前が出てきたのと、質問の内容がちょっとあれだったので、思わず持っていた紙パックのジュースを握り潰してしまう。
冷房が効いているはずなのに、顔が火照ってきた。
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夏李 - とても面白かったです。! 続編楽しみにしてます! (2019年12月7日 16時) (レス) id: 663d9c3cae (このIDを非表示/違反報告)
凛緒(プロフ) - この作品大好きです!凄く胸にきました。続編が出来ることを楽しみにまっています! (2019年5月1日 16時) (レス) id: 49089506da (このIDを非表示/違反報告)
みかん中毒者 - 1~3全部見ました!!共感できるところもあって面白いです!頑張ってください!! (2018年1月24日 18時) (レス) id: eea0661623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水神友花 | 作成日時:2018年1月21日 17時