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6 OH? ページ6

二日酔いと思われる頭痛と吐き気に泣きそうになりながら目を覚ます。


目を開いた先に広がっていたのは、
自分の部屋ではないどこか。


Why??


え〜…と。
昨日由亜の家で飲んで、帰宅…?してないな。


となるとここはどこですか?怖い怖い。


めちゃめちゃベッドふかふかだし、
なんかいい匂いするし、部屋綺麗だし…。


もしかしたら誘拐とかそういう類かもしれない。


あ、服は…着てるわ。


そろそろ情報量の多さに頭抱えると思った時、
ドアがガチャリと開いた。


壮「あ、おはようございます」


…?


斉藤壮馬では?


『あ、えっと…?』


壮「あ、ごめんなさい。
昨日俺が帰ったらドアの前で倒れてるAさんがいて。申し訳ないと思いながら部屋に入れちゃいました」


つまり私は、(一般限界オタクの分際で)
推しと一夜を過ごしてしまった、と…?


『ごめんなさい…』


壮「いやいや、こちらこそ怖い思いさせたし
不安にさせたし…本当すみません」


『私こそ迷惑かけて…』


壮「迷惑なんて思ってないですよ。
Aさん今日仕事は?」


『あ…っと、今日は午後から』


壮「じゃあとりあえずご飯食べましょう、
Aさんは顔洗って…」


『い、いやもう帰りますよ!申し訳ないですし』


壮「大丈夫大丈夫。
どうせ隣だし、ゆっくりしてってください」


そんなこと言われても…
申し訳なさで地球5周くらいできてしまう。


壮「A、本当遠慮しなくていいですよ。
歳…は幾つか知らないけど、そんな気使わないで」


『あ、歳は27。27…です』


壮「じゃあ2個下か。
俺は29…といっても、大して変わらないですね」


『そうですかね…。あ、もしよかったら、
ご飯だけでも作らせてください』


自分でもこの発言に驚いた。


いや、おこがましいとかそんなん誰よりもよくわかってるんだけどやっぱり何か恩返しみたいなことしておきたいし…。


壮「本当!?すごい助かります」


『あ、壮馬さんは今日何時からお仕事で?』


壮「んー、と。10時からだから…
9時ごろには出ようかと」


ちらりと部屋の時計を見ると、現在時刻は7時半。


これなら余裕を持って準備できそう。


『じゃあ、ちょっと洗面所お借りします…』


壮「はーい、そこまっすぐいったとこ…
って、間取り同じか」


そう言いながら軽く笑う壮馬。
ウ"ーーーーーン Very good face.


セットされてない髪も、着飾らない私服も、
この目で捉えるには眩すぎる…。

7 ご飯の時間→←5 泥酔侍ですが



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そると(プロフ) - mちゃさん» ありがとうございます!!近々続編を投稿予定ですので、ぜひよろしくお願いします! (2020年6月16日 20時) (レス) id: 88d0dc4af6 (このIDを非表示/違反報告)
mちゃ(プロフ) - 好きです!続編楽しみに待ってます! (2020年6月13日 0時) (レス) id: e046c287bb (このIDを非表示/違反報告)
兎亜(プロフ) - こまつさん» ありがとうございます!また近いうちにお会いできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします! (2020年6月12日 19時) (レス) id: 51dcbeb2a7 (このIDを非表示/違反報告)
こまつ(プロフ) - お疲れ様でした!いつも楽しく拝見させていただいてました!これからも頑張ってください! (2020年6月12日 18時) (レス) id: f4d38f94f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兎亜 | 作成日時:2020年5月31日 17時

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