限界オタクの隣人事情 [斉藤壮馬]

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壮馬の服を選び終えて帰宅。


あ、帰宅と言っても壮馬の家に来ました。


壮「明日の収録これ着てこ」


『気に入ってくれて何より』


壮「石川の界人に自慢する」


『え？ダメラジ？』


壮「そう」


ダメラジ…ダメラジ！！？？


『まッッてダメラジだと写真館に写ってしまう！
オタクが選んだ服でいいの！？』


壮「この前も言ったけど、Aは友達、でしょ？
友達から選んでもらった服着たいけど」


『ま、まあ…確かに。
壮馬がそれでいいなら』


壮「じゃあ明日はこれ着てくね」


『…はーい』


ふと、壮馬の家にもすっかり慣れたなあと思う。


最初のうちは壮馬が隣に住んでることすら
まともに受け入れられなくて…。


今考えると笑ってしまうな。


『…ふふっ』


壮「どした」


『そういえば、最初のうちは壮馬と一線引いてたよな〜と思ってさ。今考えたら面白くて』


まあ、今は違う意味で壮馬には近づきにくいけど。


これ以上好きになってしまったら困る。


一緒にいるだけで相当好きになってしまうのに、
もっと近づいたらもっと好きになってしまう。


それは困るんだわ。


壮「確かに。俺、まさかAの顔見るの二回目で泥酔したとこ見るとは思わなかった」


『それはマジでごめん、忘れて』


壮「もう脳裏に焼き付いてるから」


『なんで！無理！！忘れて！！！』


壮「必死ww」


『忘れた！？もう忘れた！！？』


壮「バチバチ覚えてる」


『最悪！！！』

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