27 君に向かって -sideS- ページ27
江「壮馬って好きな人いないの？」
壮「はい？」
急に？今？
壮「いや、いないとは思いますけど…」
西「なんか含みのある言い方〜」
江口拓也と西山宏太朗がこの絡み方をしてくるときは大抵自分でも思いもしないようなことを言わされる。
江「あの子は？なんか最近よく遊んでる子」
壮「あ〜、Aのことですか」
西「そのAさんは今何歳なの」
壮「27、かな？」
江「年下か〜〜」
西「なかなかいいですね」
江「でも壮馬は
年上好きになりそうだなって思ってた」
西「あ〜〜、わかります。
結構意外ですよね」
壮「いや、まず恋していないんですけど」
「「え？」」
キョトンとした顔をこちらに向けて、嘘でしょ？とでも言いたげな雰囲気を醸し出す。
壮「え…。まあ俺自身よくわかってないので
なんとも言い難い部分はありますけど」
西「じゃあ壮馬？」
壮「なに？」
西「その子と一緒にいたいな〜とか、二人で出かけたいな〜とか、他の男の人の話聞くのやだな〜とか。ないの？」
壮「…それは…ないわけじゃない、けど」
江「それ好きじゃ〜〜ん」
壮「そう、ですか…？」
西「壮馬が自覚してないだけで、
実は相当好きだったりして」
江「スキンシップとかはないの？」
壮「全然ないですね。あ、でもあれは…まあいっか」
江「あれってどれ」
壮「えーっと…飲んだ次の日、Aが俺の部屋で寝てて。ほんとさらっとですけど髪を…触りました」
ほんとはさらっとどころじゃなくて
結構しっかり触ったけど。
江「もう好きじゃんそんなの〜」
西「これで気づいてなかったって嘘でしょ」
壮「好きなんですかね…」
「「好き」」
この二人息合いすぎじゃない？
西「そのうち他の男に嫉妬したりするかもね、
そしたら本格的に恋だよ」
宏太朗のこの言葉が、
なぜか俺の心に留まり続けた。
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そると(プロフ) - mちゃさん» ありがとうございます！！近々続編を投稿予定ですので、ぜひよろしくお願いします！ (2020年6月16日 20時) (
レス) id: 88d0dc4af6 (このIDを非表示/違反報告)
mちゃ(プロフ) - 好きです！続編楽しみに待ってます！ (2020年6月13日 0時) (レス) id: e046c287bb (このIDを非表示/違反報告)
兎亜(プロフ) - こまつさん» ありがとうございます！また近いうちにお会いできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！ (2020年6月12日 19時) (レス) id: 51dcbeb2a7 (このIDを非表示/違反報告)
こまつ(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しく拝見させていただいてました！これからも頑張ってください！ (2020年6月12日 18時) (レス) id: f4d38f94f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎亜 | 作成日時：2020年5月31日 17時
