【SKエイト】そんな僕でもスケボーが好き (ページ3)

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スカートひらり.1 ページ3

転校生が来て数日がたった。

カナダからの転校生、馳河ランガくん。
肌が白くて、瞳が澄んだ青色で、視界に存在を捉えてしまったらつい見とれてしまうほど。

女子たちの言葉を借りれば美しい、尊い。
つまりそういうこと。

少し話したけどイマイチ話が噛み合わない時がある。

多分ちょっと天然なところあるね。あれ。
そのギャップもいいのか女子達の話題はランガくんで持ちきり…

女子1「ねぇ！さっきランガくんの近く通ったんだけど横顔イケメンすぎて眩しいっ！！」

女子2「分かる！目が合った時なんか心臓止まるかと思ったもん！」

『あはは！みんなランガくんに夢中だね。』

「だってだって！」と私にランガくんの尊さとやらをその子は頬を少し赤く染めて話してくれる。

私はその話を聞きつつ最近ちょっと気になっていた事を考える。

暦くんとランガくんがいつの間にか仲良くなっている件について。

いや、暦くんのことだから話したりすることはあるだろう。
なんなら男の子同士だし、話が合ったりもしたんだろう。

あの二人の顔がなんだか羨ましい。
すっごい楽しそうなんだもん。

女子1「…やっぱ男は顔だよ。」

女子2「うんうん。」

『あれ、なんか酷くない？』

チャイムがなり、皆が席に着く。

先生「始めるよー」

私は、授業を聞きながらまた別のことを考えてた。