世界の終わりのように。 : Y.Nakatani ページ31
(マユリカ 中谷)
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中谷「遊園地に行きたいです」
すみません、と俺に何故か頭を下げて謝る。
何でコンビで遊園地行かなあかんねん。
ふざけんなよ、という意を込めて頭を思いっきりぶっ叩いた。
イダァ!!!と悲鳴をあげる中谷の顔を、これでもかと言うぐらい睨んだ。
阪本「なんで貴様とテーマパークなんぞに行かなならんねん。そんなんするぐらいやったら家で寝とくわボケが」
中谷「ちゃうわ!汲んでくれよ意図を!お前と二人きりで遊園地行きたい♡なわけないやろ!」
阪本「……もしかしてA?」
中谷「そうや……それしかないやろ……」
阪本「キッショお前。それにしても主語が無さすぎるやろ。日本語はじめましてか。日本語初級か」
中谷「言い過ぎやねん毎回」
阪本「そんなん自分で言うたらええやんけ!
なんで俺がアイツに一緒に行こうなんて誘わなあかんねんめんどくさい。
2人でぱっぱと行ってくればいいやろアホが」
中谷「気まずいし恥ずかしいやんそんなん!
お前さ、うなげろりんで「なんで鎌田と二人きりでUSJ行くん?」って言ってたやん!!
それを考慮したの!」
中谷は無駄に明るいバカなので、好きな女に対してグイグイ躊躇なく行ける。
少なくとも、今まではそうだった。
だけど、今回は───というかAに対しては───違うらしい。
阪本「そこでなんで俺を選ぶねん!キモイやろ!
マユリカとAさんで遊園地行ってる……ヒェ……ってなるやろ!」
中谷「そうやけど!そうやけどさ……俺があいつのこと好きなん、お前しか知らんやん……
いいパスとか出してくれんの、お前しか考えられへんし……」
阪本「……面倒くさ、お前……」
中谷はAのことが好きだ。
かなりの年月想いを寄せているようで、拗らせに拗らせまくっている。
あいつもあいつで鈍いから、中谷のわかりやすいアピールにも一切気付かへん。
付き合ったことないんか?
ちゃおとかりぼん読んでなかったんかな、ほんまに。
ほんで誰に対してもベラベラ喋れる人見知りを踏みにじるメンタル持ってるお前が、緊張とかするんや。ちょっとビックリした。
゛
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流(プロフ) - 優香さん» お久しぶりです〜😭りぼんやっぱりマストなんですね……私はばっちりコロコロ読んでました 論外すぎる (2023年5月11日 1時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - お久しぶりです!ちゃおとりぼんで吹き出しました笑 私はりぼんとなかよしでしたw (2023年5月9日 23時) (レス) @page36 id: aada9f26af (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - △さん» わーー良かったです〜😭ちゃんとオチとして落とせたのか不安でしたがそう言っていただけて安心しました……😢❤️この小説執筆意欲のフルエンジンかかってる時に書いたのでめちゃくちゃまとまってます笑 (2023年5月7日 10時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - さかよさん» コメントありがとうございます😭やっぱり東京進出悲しいくて書いちゃいました😭こちらこそこれからもよろしくお願いします🙏 (2023年5月7日 10時) (レス) @page28 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
△ - 秋定さんと星座の話めちゃくちゃ最高でした!!!全部が全部刺さりすぎて放心してます!!!公開してくださってありがとう!!!!!! (2023年5月7日 1時) (レス) @page30 id: 733d145fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2023年2月22日 2時