【A3!】オタク少女はシンデレラ【トリップ】

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秋冬組合同イベントだと。ランボの万里くん可愛すぎじゃありません?
イベント告知を見て衝撃を受けた私は思わずスマホを投げ飛ばすところだった。

もしタイミング良くトリップしたら一緒に行ける感じ?
――でも、待って。
あのランボの万里くんが生で見れるとなれば行きたい気持ちでいっぱいだが、あくまでも私がトリップ出来るのは昼の12時から深夜12時まで。
まだ来てないから分からないが土日もきっとそうだと思う。
そうなると居ない事について言い訳が苦しくなる。
うう、行きたいけどなぁ……。
とりあえずトリップしてから考えよう、なんて。
もう暇さえあれば2次元に行きたいと思ってしまっていた。

まだあのコンパクトを手に入れてから1週間も経っていない日のことだった。

* * *

トリップした世界に行くと秋冬組がみんな集まっていた。
話をしているのは左京さん。
タイミング良く学校から帰ってきた、と見えるように装い私はただいま、と言った。

「Aちゃん、おかえりなさい。今ね、合同合宿の話してるんだよ〜」

監督さんナイス。これでバッチリ私も話に混じることが出来る。

「そうなんですか、話だけでも聞いていいですか?」
「……仕方ねぇ」

左京さんは私を見るなり少しため息をついた。
万里くんから私のことを聞いているからちょっと呆れているのだろう。多分。
ちなみに私は万里くん大好き、と言いまくりずっと万里くんと話していて周りが遠慮しているのかあまり他の人と話していない。
至さんなら一緒にゲームすることがあるんだけどね。

話を聞いていると温泉旅行ということで、詳細は後で。

「わぁ、みんな良いですね。楽しんでください」

思ったことを言うとみんながキョトンとした顔でこちらを見ている。

「え?」
「え?」

監督さんがえ?なんていう理由が分からなくて全く同じ言葉を発してしまう。

「Aちゃん、行かないの?」
「てっきり行くのかと思って話してたんだけどな」

話だけ、と一応付け加えておいたのにも関わらず。監督さんも左京さんも言っている。やっぱりA3!の世界最高かよ……。

「それじゃあ行きます」

後先考えずに言ってしまい、私は苦労することとなった。

―――

遅いけどイベントの話ー！
どうするか全然考えてないです(笑)

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