第7話 初めての街 ページ9
ダイゴ SIDE
街へ出ると今まで見たことがないほどに
彼女の目は輝いて見えた
建物や歩く人々にポケモン…
それらを物珍しそうに見ては
キョロキョロと忙しなく大きな瞳を動かしていた
あまり街に来たことがないのだろうか？
それとも…
ダイゴ「どこか行きたいお店は…
見ていて気になるお店はあるかい？」
『ぇ…と』
問いかけに戸惑い
今度は焦ったようにキョロキョロし始めた
…そうだな
この街の事を物珍しそうに
見ている彼女にこの聞き方は良くなかったな
ダイゴ「それじゃぁ
試しにあのお店から行ってみようか」
そう提案すると
安心したようにコクリと小さく頷いた
手始めに近くのブティックに入ると
いらっしゃいませと複数の女性店員の声が聞こえる
気にせずAちゃんを連れて店内を歩き
並んでいる服に目を通していく
ダイゴ「Aちゃんはどんなのが好きかな？」
気軽に問いかけ、彼女の方を見ると
慣れない場所なのか
かなり緊張しているように見えた
服を選ぶ余裕もなさそうな程に
自分では服を手にとって見ることも
難しいだろうなと思い
こちらから提案していくことにした
ダイゴ「んー…これなんかどうかな？
パステルカラーで綺麗だし装飾も可愛らしいよ」
『かわ…いいですね…』
似合いそうなものを探し手に取ると
Aちゃんの体に合わせてみるが
やはり、反応も返しもぎこちない
好みではなかったのだろうかと
思いまた、何着か探して見せるが
ぎこちなさは消えなかった
どうしたものかな…
「なにかお探しですかぁ？」
ダイゴ「え、あぁこの子の服を」
悩んでいると店員と思われる
少し派手目な女性が声をかけてきた
同性の方がAちゃんも話しやすいかな
そう思ったのだが
店員が来ると顔がこわばり硬直してしまった
どうやら話やすい訳でもないらしい…
「妹さんのお洋服ですねぇ
それでしたら最近人気なのがぁ〜」
ダイゴ「すみません、二人で
ゆっくり見たいので大丈夫です」
二人のほうが見やすいのを察し
店員に断りを入れると少し不満そうにしながらも
「ごゆっくりどうぞ」と返しその場を離れた
店員が離れると
少しだが安心したように見えた
やはり僕と二人の方がまだ気が楽な方のようだ
ダイゴ「ゆっくりでいいからね
折角なら気に入る素敵な物を一緒に探そう」
頭を撫でて言うとAちゃんは小さく
はい、と返し頷いた
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
