第6話 高そうなお下がり ページ8
翌日
朝起きるとダイゴに
高そうな服を手渡され着替えるように言われた
なんでも、私の着ていた服は
ボロボロでもう着れそうにないらしい
まぁ、あの攻撃をかいくぐったのだし
無理もないか
納得しながら今着ている
ダイゴの物と思われるブカブカの衣服を脱ぎ
手渡された服に手を通す
先程まで着ていたものよりは
サイズが合うがやはり少し大きく
袖からは指しか出ていない
だが、少し大きいくらい特に気にしない
寧ろ服を用意してもらえるだけ有り難い
ただ、高そうなため着ているのが少し怖い
いや、かなり怖い
着替え終わると美味しい朝食を食べ
食べ終わると、ダイゴが
急に外に出ないかと尋ねてきた
正直な所を言うと
追手がその辺をウロウロしている
可能性がゼロではないので気乗りはしない
だが、その反面外の世界を
歩いてみたいという気持ちもあった
少し考え、やはり欲には抗えず
ダイゴもいるしそう手は出さないだろう
と思い首を縦に振った
するとダイゴは安心したような
いや…嬉しそうに微笑んだ
ダイゴ「良かった、君の服も見たかったんだ
ずっと僕のお下がりじゃ、嫌だろうし」
そう言われ着ていた服に目を落とす
どうやら、この服はダイゴのお下がりらしい
だがお下がりと言う程汚れてもいないし
古着にしてはかなり綺麗で上等なものだ
管理が良かったのか
それともあまり着ていなかったものなのだろうか
だとしても私にとってはコレは十分すぎる代物だ
それに、私には返せる金銭も全くない
『お下がりでも…有り難いです
その…お金もない、ですし…』
ダイゴ「でも、やっぱり
可愛い服だって着たいだろう？
お金のことは気にしなくていいから」
ね？と言われそれ以上何も言えず口を閉ざすと
じゃぁ行こうかと
大きく、あたたかい手に引かれて
この日初めて外に
人のいる街に足を踏み出した
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
