第4話 異常な治癒力 ページ6
ダイゴ「傷が…治ってる…？」
翌日の朝
傷の消毒と新しい包帯に取り替えるため
包帯を解くとやはり傷は綺麗に消えていた
伊達に長年、人体実験をされているだけあって
傷の治りが異常に早い
あまりの傷の治りの速さにダイゴは目を丸くして
ジッと傷のあったはずの肌を見つめている
…不気味に思われているのだろうか
しかし、そんな不安とは逆に
ダイゴは安心したように笑った
ダイゴ「驚いたな…
こんなに傷の治りが早いなんて
凄い治癒力だ」
『…』
…もっと驚くものだと思うんだけどな
いや、内心驚いているのかもしれない
不気味にも思っているかもしれない
顔に出していないだけなのかもしれない…
ダイゴ「傷が治ったとは
いえまだ病み上がりだからね
今日一日はゆっくりしていよう」
ゆっくり…と言われても
傷の治りからもわかるように
私は本来の人間とは体質が違う
傷の治りも、疲労の回復も
人の倍以上早い
だから病み上がりでも
なんでもないんだが…
…言えないよな
ダイゴ「(と言っても、
ただじっとしているのも退屈か…
…よし)
少し出かけてくるから留守を頼めるかな？」
『？…はい』
そう言うと、ササッと出かけて行ってしまった
…なんだろ
石の発掘かな
『…はぁ』
これからどうしよう
ずっとここでお世話になるわけにもいかないし、
そもそもずっと居させてもくれないだろう
とにかく
研究所からうんっと離れた別の地方に飛ぶか
…ガラルか
それともカロス？イッシュ？
…会いたい人はいるけど
この体じゃな…接触は難しいかな
『…ん？』
ふと、本棚に目がついた
なんとなく気になりベッドから離れ
本棚の目の前へと足を運ぶ
サラッと目を通すとやはりと言うべきか
石とポケモンに関する本ばかりだった
『まぁ予想はできてたけど…
…！』
ふと、ある本に目がついた
手にとって見ると
古代文字や遺跡に関する本であった
…古代文字か
よく読まされたな…
全く…被検体に一体何を求めてたんだ
あのバカ共は…
『…研究所にあった資料より簡略されてるな』
目についたとは言え
読みたいわけではなかったため直ぐに本棚に戻し
ベッドへと戻った
本当は鉱石、宝石図鑑は
面白そうで読みたかったが
人様の家のものを勝手に
ベッドに持ち込んでまでは読めないからな
『…』
…いつ返ってくるのかな、あの人
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
