第38話 マイナス思考 ページ40
みんなの視線が私に集まる
皆、ダイゴさんみたいな凄い
肩書を期待しているのではなかろうか
私は及びではないのではなかろうか
ポケモントレーナーでも
ないのに場違いではなかろうか
期待を裏切ることになるのではなかろうか
頭の中でマイナスな考えがぐちゃぐちゃに絡み合い
上手く言葉がまとまらない
内心焦っていると
ダイゴさんは私を前へと押し出して
固定するかのように肩に手を置いた
ダイゴ「この子は僕の助手のAちゃん
今回は君たちのフォローに周ってもらう予定だよ
余り、同年代の子とか変わったことが
ないから仲良くしてくれると嬉しいな」
本来、私が言わなくてはいけない言葉を
ダイゴさんはスラスラと口にして
いつものようにニッコリと優しく微笑む
自己紹介すらまともにできない
自分に恥ずかしくなってしまい
気がつくと視線は下の方を向いていた
…だから
だから人前に出るのは嫌いなんだ
人の目ばかり気になって
うまくいかない…
やはり、この授業に私の必要性を感じない
ダイゴさんは私に友達を作らせたいみたいだが
とても作れるような気がしない
サトシ「ダイゴさん！俺とバトルしてください！」
カキ「ズルいぞサトシ！俺もお願いします！」
サトシに争うように
主張してきたのは熱血少年のカキ
チャンピオンなんて早々会えるものでもないからそりゃバトルをしたくもなるだろう
そして、ダイゴさんに興味津々なのは
彼らだけでなく他の生徒もキラキラと
目を輝かせてダイゴさんを見ている
その目にはきっと私は写っていない
…まぁ別に見てほしい訳じゃないけどさ
「ピカピーカ？」
「ﾏﾁｭﾏﾁｭ！」
『…君らは私のほうが気になるか』
やはり、ポケモンたちからすると
異様なものを感じるのか気がつくと
ポケモン達が私の方へと集まってくる
マオ「わぁ、大人気だね…」
スイレン「凄い 懐かれてる
流石 チャンピオンの助手！」
『…助手関係ない』
これは懐かれてるんじゃなくて
好奇心とか不思議がられてるだけなんだが…
ダイゴ「バトルは授業の後にやろう」
マーマネ「チャンピオンの授業！」
リーリエ「一体どんな授業なんでしょう？
楽しみです！」
…そういや授業内容私も知らないな
何をするんだろう…ダイゴさん？
まさか石…？
流石にないか
…
とは言い切れないのがダイゴさん…なんだよな
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
