第34話 ズルい人 ページ36
『…なんです、これ？』
洗面所に行くとダイゴさんの
スラックスが置いてあったのだが…
ポケットの両側に派手な染みがある
どうしたんだろ…これ
ダイゴ「あー…カプコケコがね…」
『カプコケコ…？』
ダイゴ「Aちゃんと
バトルが終わった後に僕のポケットに
木の実をパンパンに入れられてね
それで、帰る頃にはいくつか潰れちゃって…」
あははっと苦笑いをするダイゴさんに
なんだか申し訳なくなり
すみませんと謝ると即首を横に振った
ダイゴ「Aちゃんは何も悪くないから
後でクリーニングに出せばなんとかなるよ」
いや…クリーニングなら
早く行ったほうがいいような…
高いだろうな…このスラックス…
いくらか知りたいけど、知りたくないな
『ふぁあ…』
ダイゴ「眠いのかい？」
『…ねむいです』
怪我は治ったのだが、カプコケコとのバトルで
かなり力を使ったせいか1日経った今でも
疲れというか…気怠さが残っている
そのせいかまだ寝たりない…
ダイゴ「お昼寝しようか
今日の予定はなにもないし」
『…そうですね、します……』
一瞬、今寝たら夜寝られなくなる
と思ったのだが、よくよく考えたら
技で眠るってあるし、それ使えば寝れるか
と思い直し昼寝をすることに決めた
私が頷くとダイゴさんは
ニコニコしながら何故か寝室へ
まさかダイゴさんも昼寝すんの？
と少し驚きながらも後をついていくと
ベッドの上に横になり
隣をポンポンと軽く叩きこちらを見ている
…えっと
まさか…？
いや、まさかね
そんな事するはず…
ダイゴ「おいで」
『っ な ぜ ？ ！』
そのまさかだった
同じベッドで添い寝は可笑しいって…！！
…まぁ
ダイゴさんは私を妹か
親戚の子供くらいの感覚なんだろう
でも、私は精神年齢ウン十歳
とてもそんな感覚にはなれない
顔のいいイケメンと添い寝は心臓に悪い
それに、そういうのは異性でするもんじゃ…
ダイゴ「？…
僕と寝るのは嫌かい？」
『っ…』
…その聞き方はズルい
嫌とは言いづらいではないか
この男わざとやってんのか？？
結局、私はダイゴさんに負けて
隣に寝そべることになってしまった
しかし
気恥ずかしさはあったのだが
隣に誰かがいる安心感と
ベッドの心地良さですぐに眠りに落ちてしまった
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
