第24話 ポケモントレーナー ページ26
ダイゴ SIDE
僕の助手というのが嬉しいのか
珍しく表情がずっと緩んでいるように見える
思っていた以上に喜んでるな…
それ程までに、何か役割が欲しかったのだろう
別に何かして返してほしいなんて思ってないのに
本当にこの子は
義理人情に厚いというか…なんというか…
とても子供らしいとは言えない
もしかして僕が思っているほど幼くはないのか…？
「お待たせしましたな」
ダイゴ「いえ、今来たところですよ
ツワブキダイゴです
今日はよろしくお願いします」
『助手のAです』
待ち合わせ場所に時間どうり現れたのは
ふくよかな大柄の男性
今日、見学のアポを
取らせてもらったしまキングだ
ハラ「初めまして
メレメレのしまキング、ハラと申します
チャンピオンのお噂は兼ね兼ね聞いておりますぞ
まずはようこそ、アローラへ！」
ハラさんが歓迎してくれるが
隣のAは緊張しているようで
先程より表情が固い
やはり、僕以外の人に
慣れていないせいか人見知りな所があるな
アローラの人たちはフレンドリーな人が多い
これを気に、色んな人と交流をして
少しずつ変わっていくと良いんだけれど…
すぐには難しいだろうな
ハラ「それでは、まず
Zリングの工房へ案内しますぞ」
こちらですぞと言われ
僕たちはハラさんの後ろをついて歩き
案内をしてもらった
てっきり街の中にあるのかと
思いきや、ハラさんは森の中へと歩を進める
森の先にあるのか？
それとも森の中なのか？
ハラ「それにしてもお嬢さんは
まだ若いのに助手とは凄いですな！」
『ぇ…そ、そんな…こと…』
ハラ「さぞ、
優秀なポケモントレーナーなんでしょうな！」
『！』
ポケモントレーナー
その言葉にAは数秒固まり
顔を歪めて下を向いてしまった
『…私は、ポケモントレーナーではないです』
ハラ「そうなのですか？
ふむっ…助手というからてっきり…」
ダイゴ「ハラさん、Zクリスタルは
どのように入手するものなのですか？」
ハラ「あぁ、それはですな」
このままではマズいと思い
咄嗟に話題を変えた
話を聞き相槌を打ちながら隣を見ると
Aちゃんは今も尚
悲しそうな顔でうつむいてしまっている
人でもありポケモンでもある顔を持つ彼女にとって
ポケモントレーナーは複雑なものなのだろう
下を向いた頭を優しく撫でると
ゆっくりこちらを見て
ぎこちなく、微かに笑った
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
