第23話 ダイゴの提案 ページ25
ダイゴ SIDE
腕の中で、不安そうな声で僕の名前を口にする
ダイゴ「すまない…キツい言い方をしてしまって
迷惑だなんて思っていないよ
寧ろ毎日楽しいくらいだ
石もこんなにたくさん…大変だったろう？」
頭を優しく撫でると
下がっていた眉が少しずつ上がり
表情も穏やかになっていく
『いえ…ポケモンの遺伝子があるせいか
近くにいくと割と…わかるというか…』
…そうか
確かに石で進化するポケモンは
自分たちで探し出して進化する場合が多い
もしかしたら本能の
ようなものが働いたのかもしれない
ダイゴ「そうか…でもこんなに
泥だらけになるまで探してくれたんだ
僕のためにたくさん頑張ってくれたんだね
嬉しいよ…ありがとう」
微笑むと少し顔を赤らめ
照れながらも嬉しそうに微笑み返してくれた
その瞬間に胸の苦しみは
まるで嘘だったかのように消え
あたたかく、じんわりとしたものに変わっていた
…やっぱり
この子には笑っていてほしいな
しかし、このままでは
また同じことの繰り返しになる気がする
Aちゃんが
あまり気負いしないようにするには…
…
ダイゴ「…それなら
僕の助手…というのはどうかな？」
『じょしゅ…？』
ダイゴ「石探しのさ
いくら僕でもこの短時間に
これだけの石は見つけられない…
だから僕の石探しの手伝いをしてほしいんだ」
どうかな？と尋ねると
Aちゃんは目を輝かせて喜んだ
『たくさん見つけます！珍しい石！』
ダイゴ「ははっそれは頼もしいなぁ」
頼られたことが嬉しかったのか
いつも消極的で自信のない彼女が
珍しく自信満々に胸を張っている
我ながら上手い事を思いついたものだ
これなら、もう一人で出歩いたり
抜け出したりはしないだろう
そしてなにより、
Aちゃんの不安も取り除けたはずだ
ダイゴ「それじゃぁ、可愛い助手さん
まずはお風呂に入っておいで」
『か、可愛くはないですけど…
行ってきます！』
可愛い僕の助手は
パタパタと忙しなくバスルームへと走っていった
さて…
僕は着替えを用意しておこうかな
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
