第12話 チャンピオン ページ14
流石は現チャンピオンというべきか
勝敗はもう明らかだった
ダイゴ「ラスターカノン！！」
「ゴルバット？！」
奴らでとダイゴとの力の差は天と地の差と
言ってもいいほどに差がありすぎた
先程まで私が追い詰められていたのが
まるで嘘のように感じるほどだ
「っオイ！！何ボッと見てんだ？！
こっちに来て戦え！！」
手持ちのポケモンだけでは勝てないと察したのか
ダイゴの後ろにいる
私に加勢するように怒鳴りつける
何故こんな状況で私が加勢すると思うのだろうか
混乱しているのか…？
「なんのための実験体だ？！
なんのためにお前を生かしたと思ってるんだ？！
こういうときのためだろうが？！？！
早くしろ！！！！
俺を守れ？！？！32番？！？！」
『…』
加勢をしない私に苛ついているのか
男は更に顔を真っ赤にさせて声を荒げる
まだ怒鳴って脅せばなんとかなると
思っているのだろうか
本当に…哀れな男だ
ダイゴ「トドメだ、
メタグロス、コメットパンチ！」
「メッタァ！！」
「ｷｬｲﾝｯ？！」
「グラエナ？！」
そうこうしている間に
最後の一体が戦闘不能になり
男は完全に丸腰になった
メタグロスが男の方を見ると
ひぃっと情けない声を上げる
こんな奴に追い詰められたと思うと
情けなくて死にたくなる
ダイゴ「メタグロス、
サイコキネシスで押さえつけてくれ」
メタグロスの目が光ると
男はサイコキネシスの力で倒れ
地面に押し付けられるような形で拘束された
それでも尚、男は抵抗して
必死の形相で喚き散らしている
「助けろ！！！！助けろよ！！！！
オイ？！？！32番？！？！」
ダイゴ「黙ってもらえるかな
それとも、黙らせてほしいのか？」
低く、聞いたことがないほど圧のかかった声
その声に…
その言葉に男の顔は真っ青に染まり
悔しそうに下唇を噛み締めながら口を閉ざした
そして男が黙ると
ダイゴはポケットからスマホロトムを取り出し
何処かに電話をかけ始め
少しの間、会話をすると通話を切り
私の方へと駆け寄ってきた
ダイゴ「ジュンサーさんに
連絡したからここは警察に任せて
すぐに病院に行こう」
そう言い私を抱えようと腕を伸ばしてきたが
私は咄嗟にその腕を拒むように抑えた
ダイゴ「Aちゃん…？」
『っ…』
わかっている
私を心配して
思っての事なのはわかっている
でも
行く訳にはいかない
いや、行けないのだ
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あるたおるた(プロフ) - ルカさん» 初めまして、コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年10月28日 0時) (
レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 良かったです^^続き楽しみに待ってます (2022年10月27日 15時) (レス) @page36 id: 3235728d3d (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - ももこさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お楽しみ頂けてとても嬉しいです！これからも楽しんでいただけるように更新していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2022年10月22日 22時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 凄く面白いです！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page26 id: 4b14f6b623 (このIDを非表示/違反報告)
あるたおるた(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ポケモンは意外とダークな一面もありますかね…ポケモン同士を人工的に合体させたり作ったりするくらいなら、やはり人体実験もありそうだなと思ってしまいました。色々汲み取って頂けて嬉しいです！こちらこそ、ありがとうございます！ (2022年10月21日 0時) (レス) id: 2a322f4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるたおるた | 作成日時：2022年10月11日 23時
