好感度？見えるようになっちゃいました【魔d!】【rbr】 (ページ15)

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14.本当は守ってあげたいけどページ15

A目線

おかしい。
何故。
分からない。

薬を飲んで、能力をかけてから２週間ほどたったのに。
能力は解ける…はずなのに。
好感度は見えててもおかしくない。

またあの狐面の、くら…何とかがミスったから、好感度が見えなくなる薬は飲めてないからね。

でも、私の能力は６日で解ける。
おかしい。

A『ロボロ…君。私のことどう思ってる？』
rb｢もちろん大好きやで？｣
A『……そっか。』

なんでだろう。
私の術が解けたら好感度は六分の一になるはずなのに。

tn｢……これでええん？｣
A『わ、私にも分かんないよぉ……な、なんで…？私の能力は６日しか持たないの、本当だよ？』

軽いパニックが頭の中で起こる。
どうしよう、分かんないよ。

tn｢大丈夫、俺がついとるから。危ないなぁ、って思ったら誰かに相談し？｣
A『うん…っ、』

チーノ君もおかしいし、ロボロ君もおかしいし、クラレ先生はアホだし…！()

rb｢なあ、ちょっと。｣
A『あ、じゃあね、トントン！』
tn｢おー、気ぃ付けやぁ～｣

A『なあに、ロボロ君。』
rb｢……何でもない、俺の家来ん？勉強教えたるで？｣
A『え、いいの！？』

何だ、ただのヤンヘラかと思ってたらいいとこあるじゃないかい。

rb｢おん、もちろん。｣
A『何か持ってきた方が良い？』
rb｢んー、あ、勉強道具は必要やで？｣

にしし、と笑うロボロ君につられて笑う。
もしかしたら、ハートの色が戻ってないだけで実は中身は戻ってるのかもしれない！

そうだよ、クラレ先生のことだし、ちょっとミスったに違いない！
ロボロ君の｢好き｣は、LIKEなんだよきっと！

rb｢Aちゃん？｣
A『うぅえ！？はい！』
rb｢んふ、呼んだだけ♡｣
A『からかわれたぁ～』

ロボロ君への警戒心は、ボロボロと崩れていった。

tn目線

ほんまに大丈夫かな…？
家とか誘われてもぜえったい行っちゃだめやで…？
なんて、こころの中でAに忠告する。

ほんま、危なっかしいねんな、Aは。
男を見る目なかったり、誘拐されそうになったり、悪魔に食われそうになってたし…
最後のは俺でも意味分からんけど…

tn｢重々チーノと、重々ロボロに挟まれてやっていけるんかなあ、あいつ。｣

トンは｢じゃあご主人が守るのは！？｣なんて興奮気味に答える。
…彼氏でもない男に守られるなんて、嫌やろうしな。

思わずため息が漏れた。