【2j3j】隣の席のリスナーくん【knmc】

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頭の中にまで響き渡る水音に、もう何も考えられなくなっていた。


一体どれくらいそうしていたのか、刀也くんのスマホがメッセージの受信を知らせる通知音がなってやっと解放された。

「くそ・・・」なんて声が聞こえてきたような気がしたが、気のせいだと信じたい。


スマホのメッセージを確認して、素早く何か打ち込むと刀也くんはスマホをポイッと鞄が置いてあるところに向かって投げ捨てた。



「だ、大丈夫なの！？」

「えぇ、いま優先すべきは・・・コッチ、ですから」

至極楽しそうに笑った刀也くんは、そろりと右手を私の太ももに添える。



「据え膳食わぬは男の恥、ですからね」

「！？だ、だからそんなつもりでは・・・！！」

「本当にやめてほしかったらやめますけど、どうします？」



先ほどのようなキスで再度唇を塞がれながら全力で拒否しない私に、刀也くんはニヤリと笑った。








その後、どうなったのかは




また別のお話・・・。




「お誕生日おめでとう。出逢ってくれて、ありがとう」




「こちらこそ」


ふふっと2人で笑い合いながら、そっと唇を合わせた。






Happy Birthday Toya！！





END

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