2話 ページ3
可愛いと言われる配信中に出す声は、地声である。
Vtuberとしてのべりーのキャラクターポイントは、なんといっても幼い子供のような高く可愛い声である。
私はそれを地声で出せてしまう。人によってはそれが良いと言われるかもれないが、私はこの声が嫌いだった。
散々、馬鹿にされいじめられてきた。
更には私の身長が平均よりも小さいせいで、いじめは加速し、一時期は不登校になるほどだった。
それでも、私は生きることを諦めたくなくて、このコンプレックスの声をあえて出す方向で動き出した。
その結果がこのVtuberべりーの誕生だった。
ここでは、この可愛いコンプレックスを褒めてもらえる。その声が好きだと、言って貰える。
それが凄く嬉しかった。
活動して早2年ほど経つが、そこそこリスナーも増えてきた。
とてもありがたいことである。
寝る準備を済ませて、布団に潜る。
さっきツイートしたものにきたリプを一つ一つ確認していく。
○○＠……
お疲れ様！明日はもっと先に進めるといいねw
▲▲＠……
おつべりー！めっちゃ叫んでたから喉お大事に！明日も楽しみ！！
数十件のリプ一つ一つにいいね。を押していく。
リスナーが居てくれるから、べりーが存在する。活動初期からずーっとそれを考えてるため、貰ったリプには必ずいいね。を付けるようにしている。
全てにいいね。をつけたのを確認して、重たくなってきた瞼を閉じた。
明日はどんな事を話そうか、そんなことを考えながら夢の世界へと旅立った。
くぁっと小さく欠伸を噛み締めて瞼を擦る。
教室のザワザワとした音をBGMに、ゆっくりと机の上に置いたリュックから教科書を取り出す。
昨日の配信の疲れが残っているのか、凄く眠たい。
今日は少し短めの配信にしようか、その次はなんの配信をやろうか。そんなことを考えながら一限目の教科書の準備をする。
授業開始5分前、大体の生徒が教室に集まり自由に過ごす中私の右隣の席にも生徒が着席した。
ちらりと確認すると、ばちっと目が合う。
さすがに無視する訳にもいかず、おはよう、と声をかけた。
｢おはよう、Aさん｣
澄んだ綺麗な声で挨拶を返してくれた｢剣持｣くんは、持っていたカバンを机の横に掛けて教科書を開いた。
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おすし(プロフ) - ココアさん» ココア様、ありがとうございます✨また次回作や番外編でお会い出来ますように…♡ (2022年7月25日 10時) (
レス) id: f18e2ac31d (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 完結おめでとうございます!!お疲れ様でした! (2022年7月24日 23時) (レス) @page41 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
おすし(プロフ) - 後藤絵里さん» (はっ…！ありがとうございます！！)(ひっそりと修正しました！ありがとうございます！！) (2022年7月24日 18時) (レス) id: f18e2ac31d (このIDを非表示/違反報告)
おすし(プロフ) - アクシエイドさん» アクシエイド様、素敵なコメントありがとうございます！無事に完結出来て安心しております。また機会がありましたら、お会い出来ますように…♡ (2022年7月24日 18時) (レス) id: f18e2ac31d (このIDを非表示/違反報告)
後藤絵里(プロフ) - （最後の方の、「一緒にいれますように」が「一緒に入れますように」になってますよー…(^-^)/） (2022年7月24日 18時) (レス) @page41 id: 1a5db0f276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おすし | 作成日時：2022年7月3日 23時
