【2j3j】隣の席のリスナーくん【knmc】

1話 ページ1

「もうヤダ〜〜！怖すぎるよこのゲームぅ！もう、今日はお終い！！続きはまた明日ね」
 
＞全然進んでなくて草
＞今日も可愛い悲鳴ありがとう ○○［1,000］
 
「あ！〇〇さんスパチャありがとう♡可愛い悲鳴…？もう、意地悪だなぁ…でも、みんなに楽しんでもらえてよかった！」
 
＞べりーちゃんは本当に可愛い
＞今日より進めるといいね
＞べりーちゃん、明日も頑張って♡って行って欲しい… toya［10,000］
 
「あ、toyaさんもスパチャありがとう！いいよー、みんな耳澄ましてね〜…toyaさん、明日も頑張ってね♡頑張るみんなが大好きだよ♡」
「あはは、ちょっと恥ずかしいね…ひゃぁ顔が熱い…！」
 
＞あああ！！！
＞天使
＞俺も大好きだあああ
＞さすが俺の彼女
＞お前のじゃない、俺のだ
＞べりーちゃんありがとう… toya
 
「ふふ、みんなが喜んでくれてよかった〜
toyaさんもリクエストありがとう！頑張ってね！！
じゃあ、今日はこの辺で。おつべりー！」
 
＞おつべりー！
＞また明日ね！おつべりー
＞愛してるぞ、べりー
＞ゆっくり休んでね、おつべりー！ toya
 
 
___べりーが配信を終了しました___
 
 
配信画面が終了したのを確認してヘッドフォンを外す。
 
「あ〜〜本当怖かった…」
 
先ほどまでプレイしていたゲームを思い出して思わず言葉が零れた。
背もたれに身体を預けながらパソコンを弄って、先ほどまで配信していた自分のアーカイブを確認する。
ゲーム中はちゃんと見れていなかったコメントの部分まで確認するのが、配信後のルーティーンになっている。
 
ここまで見てもらったらわかる通り、私は配信者だ。
所謂VTuberとして活動している。
 

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