思い出 ページ23
ある日の昼下り。
私は有給を取って、休みを満喫してた。といっても、やる事はあまりない。自分の部屋でも掃除でもするかと思い、すぐに自分の部屋へと向かった。
そして本棚を整理していた時の事。ﾊﾞｻﾘと何かが落ちてきた。
「いｯ…」
私の頭に。
そのまま床に転がったのを拾い上げ、埃を払う。
少し薄くなっている文字には、こう書いてあった。
「…アルバム」
少し幼さが残った文字だった。
***
「じゃあ、コレがそのアルバム?」
「そう。」
晩御飯の後、弟達に今日あったことを話した。
弟達は興味津々といった様子で、アルバムをｼﾞｯと見ていた。
「実は私もまだ中見てないの。というわけで鑑賞会始めます。」
"おー"なんて適当な返事を聞いてから、アルバムの表紙を捲る。
一ページ目には、仲良く手を繋いでﾋﾟｰｽをしている、まだ小さい時の上三人の写真があった。
「ひゃー、懐かしい」
「うわぁ…何か恥ずかしいんやけど…」
「とんちめっちゃ笑顔やんww」
小さい弟もやっぱり可愛いなぁ…
なんて思いながら、ﾊﾟﾗﾊﾟﾗとページを捲っていく。
どれか面白そうなものはないか、よく見ながら捲っていくと。
「あ、見てコレwww号泣トントンwww」
「ふぁ!?」
「うわ、ホンマやん!!」
「そんな事もあったな。」
「懐かしいめう〜」
絆創膏だらけの幼いトントンが、誰かの脚にしがみついて泣きじゃくっている写真を見つけた。
多分この脚は私の脚だろう。
流石私。こんなものまで撮っているなんて。
「姉ちゃん何でこんなもん撮ってんねん!!」
「一時期写真ばっか撮ってたじゃない。多分その時よ。…あの時はまだ小さくて可愛かったんだけどなぁ…。今はなぁ…」
「今は??」
はぁ、と溜め息を吐くと、ﾁｯと舌打ちが聞こえた。
これ以上言う怖いので、ページを捲るのを再開する。
どれも、幼い上三人が写ってる事が多く、それ以外の弟の写真はあまり無かった。
多分、上三人が大きくなって途中で飽きたんだろう。
「もっと撮っとけば良かった…」
少し後悔をしてしまう。
今からでも、撮っておこうか。
カメラ、どこに仕舞ったっけ。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
