俺の好きな人には好きな人がいます

ー５ ページ5

四宮side
ー社員寮ー
『はぁ...今日も疲れた...』


四宮「おぉ。A、おかえり。」


『うわっ！シノさん!?ただいま。』


四宮「ﾌｯ...」


『何かありましたか？』


四宮「いや、悪い。Aでもそうやって驚くことあるんだなと思って。」


『なんですか、それ。俺だって人間ですから...』


四宮「そうだな。だけど、お前基本無表情だろ。」


『そ、それは否定できませんけど...』



俺が夕飯を作っている時に帰ってきた副操縦士のAA。


普段無表情なことが多いこいつは、何考えているのか分からない時がある。


...まぁ、最近は分かるようにはなってきたが。


それに多分懐いてくれてはいる...


...と勝手に思っている。



四宮「夕飯は？食ってきたのか？」


『あ、いや...まだです。』


四宮「よし、じゃあちょっと待ってろ。もうすぐできるから。」


『ありがとうございます。』



完成しかけていた料理を急いで仕上げて、Aの前に出した。

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