こちとら日本の魔法使いよ (ページ4)

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その後は忙しいものだった。品物を売っては配達に行き、また品物を売っては配達に行く。その為、父親の頭からは先程の「例のあの人」のことなど頭から飛んで行ってしまったし、可笑しな鴉の大群など目に入らなかった。

やっと、遅い昼飯に有り付こうと息子の為にボーロを買い、急いで帰った。具の入った握り飯を食べ、熱い茶を飲み、野菜をすり潰したものを食べ終わった息子に、買ったボーロを食べさせていたときだ。
「今日は大変だったね～。まだお仕事残ってる？」
「いや、あと少しで終わりだよ」
「お疲れ様です。」
「有り難う御座います。」
「そういえば、隣の藤野さんから聞いたけど今日は鴉が多いそうよ。」
「鴉？」
「沢山飛んでるって。不思議だね。客が多かったり、朝霧が出たり…」
「何か起きそうだね。」
父親は確かにと思った。今日はどうにも不思議でならない。息子はボーロを食べながら嬉しそうに笑いながら天井の隅を今朝と同じ様に見ていた。

夜になり、一家は眠りについた。人々が寝静まった町で狐はまだジッと動かず座っていた。

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お知らせです。

今迄、ハリーポッターの原作に沿って書いてたんですが、自作のストーリーで進みたいので、自分で頑張って書き方を真似たりしていこうと考えました。なので、少し可笑しくなってたりするかもしれませんのが、御了承下さい。

これから少しずつコメントを残したりしようと考えております。裏話なども書きます。生存確認だと思って付き合って頂けると幸いです。(笑)